今調査は5月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、回答者数は1万4241人。男女比は46対54で年齢階層比は30代がもっとも多く37％、次いで40代の29％、50代以上の17％など。地域別などの分類は無い。

「もっともよく利用する大手スーパー」を選択式で尋ねたところ、もっとも多かったのは「ジャスコ」で実に3割強を数えている。

最もよく利用する大手スーパー

次いで「イトーヨーカドー」「ダイエー」「西友」とメジャーどころが続くが、表組みされるとジャスコのずば抜けた強さが分かる。

続いて「品揃え」「魅力的な価格」「信頼性」の3点でそれぞれの大手スーパー名を挙げてベストであるところを尋ねたが、いずれも「ジャスコ」がトップについている。

最も「品揃えが充実している」と思う大手スーパー

「価格に関して最も魅力的だ」と思う大手スーパー

「最も信頼できる」と思う大手スーパー

第二位も「イトーヨーカードー」が定位置についているが、第三位以降は項目によって順位に入れ替えが見られる。また、「価格」については「ジャスコ」は第二位の「イトーヨーカドー」にダブルスコアをつけており、ジャスコがとりわけ「価格」の面でお客の注意関心を引いていることが分かる。

これらのデータを見ると「ジャスコ イズ ナンバーワン!」のようにも見えるが、「品揃え」「魅力的な価格」「信頼性」の3項目では「分からない」という回答が半数前後いることを見逃してはならない。よほどの買い物好きでしかも立地条件が良くない限り、利用する大手スーパーはせいぜい2つか3つのはず。全部の大手スーパーに足しげく通ったことが無ければ、具体的な項目で比較しようがない。かくいう当方(不破)もここ数年の間で使ったことのあるのは今回の選択肢の中では「西友」くらいなものだ。サティやアピタ、ユニーなどは生まれてこの方一度も入ったことが無い。

そして「もっとも利用する大手スーパー」で「ジャスコ」がトップについていることを考えると、今回「品揃え」「魅力的な価格」「信頼性」の3項目でジャスコがトップについたのは「全店舗を実際に入るなり見聞きした上での比較」ではなく「自分がそこしか知らないから」という可能性が高い。だから半数近い人たちは「(比較しようがなくて)分からない」と答えたのだろう。

とはいえ、これだけ多くの人が多種項目で「ジャスコ」を選んでいるのもまた事実。それだけの魅力が「ジャスコ」にはあるのだろう。