「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」「ポンジュース チョコレート」(チロルチョコ)
2008年06月02日 12:00
「Garbage Shot」第九十一回。今回は自宅近場の[ファミリーマート(8028)]で見つけた、新しいチロルチョコのバリエーション、「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」「ポンジュース チョコレート」。最初に「ポンジュース チョコレート」のみを見つけ、「一つだけだと記事にはちょっと……」と思っていた数日後に「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」も登場。早速3つそろえて購入し、紹介と相成った。
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「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」「ポンジュース チョコレート」(チロルチョコ)
チロルチョコは発売から46年を迎える、歴史ある定番チョコ菓子であり、そのお手軽さから子どもだけでなく大人にも評判のスイーツ。コンビニや駄菓子屋、さらには文房具店やおもちゃ屋にまでその姿を見せ、いつのまにやらここまで浸透していたのかと驚かされるほど。四角形のおなじみな形状のものは1979年から発売されている。
種類も実に多種多様で、2003年には「きなこもち」が大ヒットしているのをはじめ、ビスケットやイチゴ、最近では塩バニラや杏仁豆腐、梅など、見ているだけで楽しくなる品揃えは嬉しい限り。また、他の食品とのコンビネーションも容易で、パッケージ的にも柔軟性が利く、そしてその特性から「告知効果が高い」ことが着目され、さまざまなメーカーとのコラボレーション商品が発売されているのも特徴の一つ。
今回紹介する3種もそれぞれが他企業とのコラボ商品。「ポンジュース チョコレート」は「ポンジュース」のえひめ飲料と、「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」はファミリーマートとのコラボ商品である。ちなみに後者の場合、ファミリーマートが「ファミマ味紀行‘08-地域の味わい大集合-」というキャンペーンを実施しており、これにあわせてのもの(【発表リリース】)。
3種のチロルチョコはいずれも形・大きさは通常のそれと同じ。価格はやや違いがあり、「ポンジュース チョコレート」は20円、「沖縄ぱっしょんフルーツ」「北海道チーズ」は32円(いずれも税込み)だった。協賛企業の違いからくるものだろうか。
早速中身をあけ、試食を開始。まずは当方も先日訪問した沖縄の名物パッションフルーツをテーマにした「沖縄ぱっしょんフルーツ」を。
「沖縄ぱっしょんフルーツ」
上の面はチェック形式の凸凹でごく普通のもの。色は明るめのオレンジ。中身は固めのゲル状のゼリーでこちらは濃いオレンジ。公式サイトの説明によると、チョコ部分とゼリー部分の両方に沖縄産のパッションフルーツを用いているという。元々柑橘系の甘酸っぱい香りがしていたが、断面を撮影するために包丁を入れたところ、一層強い刺激が鼻腔をくすぐった。
味わいもなかなかのもの。酸っぱめの香りとチョコレートの甘みが絶妙に口の中で交じり合う。最初に外壁のチョコレートの甘さが口の中でとろけ、歯でかみ砕いて中のゼリーに触れると酸っぱさがふわりとまとわりつく。二つの味わいを楽しめる、なかなか面白い組み合わせといえる。
続いて「ポンジュース チョコレート」。ポンジュースはすでにおなじみの商品だが、それがどのようにチロルチョコと手を結んだのか。
見た目が「沖縄ぱっしょんフルーツ」とほとんど変わらずビジュアル的にはあまり面白くないので少々小さめに。こちらは上部がチェックの凸凹ではなく、なぜか飛行機の彫り物がしてあった。ポンジュースと飛行機の関係が今ひとつつかめず、謎。さらに調べてみると飛行機だけでなく自動車など色々なタイプの模様があるらしい。要は「飾りっぽいもの」ということなのだろう。
内部の構成は「沖縄ぱっしょんフルーツ」とほぼ同じ。チョコレート部分はオレンジチョコ、内部のゼリーには生換算で39%ものポンジュースを使用したポンジュースゼリーが収められている。「沖縄ぱっしょんフルーツ」のような甘酸っぱい香りはあまりしてこないが、ポンジュース、あるいはみかんならではの優しい甘さがチョコレートと微妙な美味しさを演出している。普通のオレンジチョコとは違った、「ポンジュース製だぞ!」という自己主張を楽しむことができるだろう。
最後に「北海道チーズ」。
「北海道チーズ」
こちらは他の2種と違い、中に入っているのはゼリーではなく、チーズ入りのビスケット(チョコレートの部分も北海道産チーズ)。果物ではなくチーズを使っているため、香りもチーズ独特のものがする。普通のホワイトチョコとも違う、チョコとチーズが混ざり合った不思議な香り、というよりは匂い。ちなみに表面は「沖縄ぱっしょんフルーツ」同様に凸凹のチェック。
口ざわりは他の2種にあるような「チョコのぐにゅっと、ゼリーのくにゅっ」ではなく、「チョコのぐにゅっと、ビスケットのさくっ」。やわらかさと硬さが交互に歯を刺激して、これはこれで面白い。ただし、チーズの再現度が高いようで、チーズくささが前面に出てしまい、チョコレートの味がほとんど消えているのが残念。チーズが好きな人なら1日20個くらいは食べられそうだが、あの香りが苦手な人にはお手上げかもしれない。
冒頭でも触れたがチロルチョコは他の商品とのコラボレーションがしやすいこと、単価が安くて置き場所もあまり取らず、しかも目につきやすいことから宣伝媒体としてもうってつけの商品といえる。チロルチョコの公式ページではこれまで発売されたパッケージの一覧を観ることができるが(【該当ページ】)、はじめて見たものも多く、言葉通り「口惜しい」。
切手収集をしている感覚で集めたくなる「チロルチョコ」。次はどのような味の組み合わせを提供してくれるのだろうか。
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