一番「仕事に行きたくないでござる」は●曜日で64.1%

2008年06月28日 12:00

憂鬱イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは6月27日、土日定休の平日勤務者に対する「仕事に行きたくないと思う曜日」に関する調査結果を発表した。それによると全体では6割以上の人が「月曜が一番仕事に行きたくない」と考えていることが明らかになった。休みに対する余韻や、これから連続して続く平日への億劫さなどが原因のようだ(【発表リリース】)。

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今調査は6月13日から6月16日の間、月曜から金曜までの平日勤務(土日定休)である無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので、有効回答数は245人。男女比は61.2対38.8。年齢構成比は20代16.7%、30代44.5%、40代31.0%、その他7.8%。普段のアイシェアの発表データと比べ調査母体数がやや少なめのため、世間実情との「ぶれ」が大きいことを考慮に入れる必要がある。

全体、及び各年齢層別に区分した「一番仕事に行きたくない曜日」は次の通り。

一番仕事に行きたくない曜日
一番仕事に行きたくない曜日

どの年齢層でも「月曜」がもっとも多く、過半数を占めた。そして年齢が上がるごとに「月曜」の割合が大きくなっているのが分かる。一方で週の半ばにあたる「水曜」「木曜」の割合が、若年層ほど大きいのも見て取れる。

夢の時間から現実へ
引き戻される曜日。
それが月曜日

自由回答からはなぜ月曜がもっとも「仕事に行きたくない」曜日なのかが分かる。具体的理由として挙げられていたのは「休み明け」「(次の土日まで)休みがもっとも遠い」「休みの余韻が抜け切れない」など、「休みというハレ(特別、非日常)の状態から、仕事というケ(日常、現実)に引き戻される曜日だから」というものが多いとのこと。

若年層…精神的な中だるみ…水・木曜
中高層…肉体的な回復力不足…月曜

現実という名の仕事の狭間に、非日常という休みあるからこそ、休みは引き立つ。それが分かっていても、休みから仕事に引き戻されるのは辛いもの。起床時間になって眠りから覚めるまどろみの時間や、ゆったりと気持ちよくお風呂に入って出なければならない時など、「分かっているけれどその場・状態から脱しなければならない」時ほどいやなことは無い。それが「月曜日は仕事に行きたくない」という思いにつながるのだろう。

また40代に限ると「疲れが残っている」「体がだるい」など体力的な点も問題としてあるようだ。

一方、若年層では水曜・木曜などの気だるさを挙げる割合が多い。こちらは自由回答によると「中だるみ」「折り返し地点で気が抜ける」などの意見が多かった。体力云々というより、精神的な部分が多いようだ。


一番仕事に行きたくない曜日そのものは全年齢層で月曜と変わらないものの、若年層ほど「水曜日も行きたくない」の割合が多いのは多少驚き。しかしその理由「精神的な中だるみ」を聞くと、なるほどと同感してしまう。「昨日今日と出勤したのに、今日も含めてそれ以上出ないと休めないのか……」と考えただけで欝になってしまうのだろう。

自分自身で沈んだ気持ちを持ち上げるため、水曜日には何か違ったことをしてみる習慣をつけるのはよいだろう。例えばひと駅分歩いてみたり、10分早く起きて1本早い電車に乗るのはどうだろうか。いつもとは違った何かに出会えることだろう。また会社側で何らかの社員向けモチベーション高揚のためのレクリエーションを考えているのなら、水曜日に実践するのが効果的かもしれない。

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