2億2000万円で落札! 世界一の金持ち投資家バフェット氏との昼食会の権利競売終了
2008年06月28日 19:30
先に【世界一の金持ち投資家バフェット氏との昼食会の権利、ただいま770万円】でお伝えした、アメリカの投資会社バークシャー・ハザウェイのトップで世界一の富豪でもある著名投資家、ウォーレン・バフェット(Warren Buffett )氏と昼食を共にする権利(パワーランチ、Warren Buffett Power Lunch to Benefit Glide Foundation)のオークションが、インターネットオークションのebayで6月22日から行われ、アメリカ時間の27日19時に締め切られた。競売の結果、211万0100ドル(2億2000万円)で落札された(【該当ページ】)。これは「パワーランチ」のオークション史上では最高額になる。
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ebayでの「パワーランチ」落札の様子
バフェット氏といえば【ビル・ゲイツ氏、世界一のお金持ちの座をバフェット氏に譲り渡す・13年ぶり】にもあるように、世界有数の資産家であり、著名な中長期投資家としても有名。そして他の資産家同様に、さまざまな慈善団体への寄付も行っている。今回のネットオークションへの昼食会の競売もその一環で、2000年以降毎年行われており、収益はすべてサンフランシスコのテンダーロイン地区の貧困やホームレスを対象にした基金に寄付される。
オークションへの参加でも事前の審査をクリアする必要があるのと共に、最低落札価格は2万5000ドルからと、かなりの高額なオークション。最高で7人までが権利を得ることができる昼食会そのものは、ニューヨークタイムズ紙に「すべてのケンカを終わらせるほどうまいステーキハウス(the steakhouse to end all arguments)」と称されたSmith and Wollenskyにて行われ、予定時間は2時間。具体的な投資案件などの質問以外なら、何を聞いても良いという条件。
オークションの入札履歴を確認してみると、前回の記事執筆時においては約7万ドルだった入札価格も締め切り前日の26日にはヒートアップ。自動レイズ機能(自分の入札価格より高い価格で入札した人がいたら、自動的にその人にプラスαの額で入札する機能)を巧みに使い分ける人も現れ額はうなぎ登り。26日の深夜には25万ドルまで上昇。締め切り2時間前には50万ドルを突破し、あとは今回の落札者ともう一人の入札者との間でまさに「分刻みで10万ドルを積み上げる」競売が繰り広げられた(【該当履歴ページ】)。
結局自動レイズ機能で最終落札者が100ドルをプラスした時点で終了し、落札価格は211万0100ドルとなった。特に最後の13分間においては、100万ドルから1万ドル、5万ドル、時には50万ドル単位で値が積み上げられ、端から見れば言葉も出ないような(あいた口がふさがらない)状態に。
先の記事で「落札者にとっては恐らく100万ドルでも高くないであろう、世界一のお金持ちにして投資家との昼食会こと「パワーランチ」の権利」と表現したが、100万ドルどころか実際にはその倍以上の価格で落札される事態になったる
ちなみに落札者は【greenteabug】氏。登録日は6月26日とあり、恐らくこのオークションのためだけに登録したものと思われる。詳細プロフィールはいっさい記述されていないが、名前そのものが「緑茶のティーバッグ」を意味するところから、中華系の人物ではないかと推測される。
果たしてどのような人物が「2億2000万円の昼食会」の権利を獲得したのか。野次馬根性ながらも非常に気になるところだ。
(最終更新:2013/08/05)
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