平均19.6%値下げ! 家具43品目など計268品目をニトリが値下げ宣言

2008年06月06日 06:30

ニトリの値下げイメージ家具やインテリア専門店の大手【ニトリ(9843)】は6月5日、家具、ホームファッション商品など268品目について平均で19.6%の値下げを行ったと発表した。原材料費の高騰による商品価格の値上げ報道が相次ぐ中、上場企業による大規模な値下げの展開は珍しい。同社は中国やアジアに工場を持つが、それらの国の工場からの輸入コストが円高の影響で低下しているのが原因とのこと発表リリース)。

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公式サイト上でも「おすすめ品」マークによる値下げ対象商品が分かる
公式サイト上でも「おすすめ品」マークによる値下げ対象商品が分かる

リリースによると今回値下げした商品は268品目。ソファーや机などの家具43品目、カーテンなどのホームファッション225品目で計268品目。対象商品には店頭で「おすすめ品」の赤地白抜きのマークがつけられている。また公式サイトにも対象商品にはマークがつけられ、ひとめで分かる仕組み。

リリースによれば今後1年間、3か月ごとに値下げの対象品目を追加・拡大すると共に、一度値下げした品目の売価は元に戻さず、値下げ価格を維持するという。またこれとは別に、在庫限り品の処分対象を拡大(常時500品目前後)、3割引・5割引の価格で提供するという。

ニトリは例の建築基準法改正などを原因とする建築不況の影響を受け、家具などの売り上げが低迷しているだけに、今回のセールスは起死回生の策ともいえる。昨今の物価高が資源高や人件費の上昇によるものはすでにお伝えしている通りだが、中には円高の影響で商品価格を維持、さらには値下げが出来る商品群・企業も存在する。ニトリの大幅値下げは上場企業で、しかも主力商品における大規模な値下げということもあり、注目に値する。食品のような消費財と違い、日常消費するタイプの商品ではないが、やはり値下げはうれしいに違いない。

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