ケータイを目覚ましに使う人は●割・使う音はお気に入りの曲
2008年05月29日 06:30
ネットマーケティングを展開するアイシェアが5月28日に発表した調査結果によると、携帯電話の目覚まし時計を実際に起床に用いている人は、全体の約6割に達していることが明らかになった。同調査で選択肢として挙げられた「目覚まし時計」の4割強をも上回る結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は5月14日から16日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので有効回答数は586人。男女比は51.9対48.1。年齢構成比は20代15.5%、30代42.7%、40代31.9%、その他10.9%。
目を覚ます時にどんな機器を用いているかについて、複数回答での答えは次の通りとなった。
目を覚ます時にどんな機器を用いているか
もっとも多かったのは「携帯電話の目覚まし時計機能(現端末)」で過半数。人の目を覚ますことがアイデンティティの「目覚まし時計」を超える値となった。(重複利用の可能性もあるが)「旧端末」とあわせると、実に6割の人が携帯電話を目覚ましとして用いていることになる。
男女別などの各階層別では、「男性よりも女性の方が携帯電話を目覚ましに使う割合が多い」「若年層の方が携帯電話を利用する場合が多い」などの結果が見られている。携帯電話と一心同体なライフスタイルをとっている割合が多い「若年層」、特に「女性陣」において、「目覚ましもケータイで」な人が増えているのだろう。
似たような調査は過去にJapan.Internet.comも実施しているが(【携帯のアラーム機能で目を覚ます人は約7割、半数は「目覚ましのメインが携帯」利用者】)、そちらでも似たような結果が出ている。
目覚ましの利用方法(単一回答、2007年7月、Japan.Internet.com調べ)
目覚ましの面で
本業の目覚まし時計を
凌駕するシェアを確保?
上記グラフは単一回答だが、今回のアイシェアと同じように複数回答の場合では「携帯電話67.3%、目覚まし53.7%」とほぼ同じ答え。双方とも「携帯電話利用者」を調査対象にしているが、携帯電話の普及率の高さがすでに「一人に一台」の時代であることを考えると、携帯電話の目覚ましとしての利用度は目覚まし時計と同じか、それ以上であるとみなしてよいだろう。
今調査では携帯電話の目覚まし機能を用いている人に、どんな音で目を覚ますかについてもたずねている。それによると「自分でダウンロードした音(音楽)」が38.2%ともっとも多く、通常のアラーム音の29.9%を10%近く上回っている。単に目を覚ますだけでなく、お気に入りの音や音楽で、アンニュイ朝も爽快な音と共に目覚めて気分転換、とモード変換したいようすがうかがえる。
特に女性の場合、「自分でダウンロードした音(音楽)」の割合は46.1%と過半数に近い。おそらくは今流行の歌謡曲などを用いているのだろう。仮に人気アイドルやスポーツ選手のモーニングコールを音声データとしてダウンロードでき、目覚ましに使えるとしたら、どれだけの女性陣がとびつくだろうか。また、アニメなどで活躍中の人気声優の場合はどうだろうか。すでに(CDなどの別媒体では)展開されていそうな気もするが、人気のほどを見てみたい気もする。
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(最終更新:2013/08/05)
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