「マル得フェア」で展開される商品群。「スーパー海老天重」に思わず目が。

今年の6月はローソンの創業月(日本のローソンは1975年6月14日オープン)にあたる。30周年を迎えた2005年以降は毎年、創業月を祝うと共にお客への感謝の意を込めて、お得なフェアを開催し、期間限定の特別商品を販売している。今回の「マル得フェア」もその一環で、お得感をアップさせ、海老天をたっぷり4尾盛り付けた「スーパー海老天重」、炭火であぶった焼豚とローストチキンを豪華にトッピングした「肉たっぷり冷し中華」など、ボリューム満点のメニューをお値打ちの価格で発売する。

写真と説明文を読む限り、昨今の「ギガブーム」弁当には及ばないものの、豪華絢爛(ごうかけんらん)・ボリューム満点で確かに「お得感」を体感できそうな気がする。海老天重は500円玉一枚で4尾も海老天が入っているといううれしさであるし、冷やし中華は麺が見えないほどの具のボリュームで「冷やし中華ではなくて焼き豚とローストチキンの惣菜では？」と思わせるほど。

【2008年4月度のコンビニ売上高は来客数増加するも既存店は0.2％のマイナス】で伝えているように、今後タスポ「特需」が見込めるものの、コンビニ業界では引き続き日配食品、特にお弁当の伸び悩みが問題となっている。手を変え品を変えアイディアを盛り込んでお客へのアピールを進めているが、なかなかヒットが生み出せないのが現状。今回「創業月」にあやかって展開される「マル得フェア」で、何らかのヒントが得られるのか、各アイテムそのものの内容(味や実物のお得感など商品の魅力)とあわせて注目をしたいところだ。