マクドナルド、おサイフケータイを使った「かざすクーポン」の導入開始

2008年05月20日 06:30

マクドナルドイメージ[マクドナルド(2702)] は5月19日、5月20日からおサイフケータイとリーダーライターを使いマクドナルドの新型クーポン「かざすクーポン」をモバイル会員に提供、福岡県・佐賀県・鹿児島県・荒尾市(熊本県)・日田市(大分県)・下関市(山口県)の店舗計175店で利用できるサービスを開始したと発表した。Felicaを経由したクーポンのオーダーサービスは日本の外食産業では初めての試みとなる(【発表リリース】)。

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クーポン利用シーン(左)と、リーダーライターを使う「かざすクーポン」(右)
クーポン利用シーン(左)と、リーダーライターを使う「かざすクーポン」(右)

マクドナルドではすでにウェブサイトや携帯電話を用いて数々のサービスを提供し、お客と会社の双方が得する状況を生み出している。特に携帯電話では「わざわざプリントアウトしなくとも会員の画面を店員に見せるだけで割引の特典が得られるクーポン」を発行するなど、携帯電話の特性を活かしたマーケティングが行われている。

今回開始されるのは、サービスの便宜性をさらに高めたもの。「トクするケータイサイト」でおサイフケータイ機能付きの機種で会員登録した人が「かざすクーポンアプリ」をダウンロードすれば、新しいタイプのクーポンを利用できるようになる。具体的にはサーバーからアプリに配信される最新の「かざすクーポン」の中から購入したいクーポンと数量を選択し、携帯をリーダーライターにかざすだけで注文することができるようになる。このようなFelicaを経由したクーポンオーダーサービスの提供は、日本の外食産業では初めての試みとのこと。

さらにそれぞれのユーザーの、「おサイフケータイ」での購入履歴に応じ、さまざまなプロモーションの展開、たとえば好みに合ったキャンペーンの展開(たとえばナゲットばかり食べている人には同じ鶏肉の「シャカシャカチキン」のお勧め※)、さらには特定品購入回数に応じたサービスの提供(※たとえばマックシェイクを100本注文する毎に1本無料のクーポンを提供する)などを計画しているという。

なお今回導入されるのは一部地域の175店舗のみだが、7月からは首都圏の一部、2009年中には全国3800店舗に展開する予定。

小売業の不調が続く中でも堅調に推移しているマクドナルドではあるが、【最新の月次報告書】によると2年3か月ぶりに既存店売上高が前年同月比マイナスを記録するなど、その成長ぶりにもやや影が見えつつある。今後「おサイフケータイ」の導入でお客の手間を省きプレミアを付加することで、さらにお客のハートをがっちりとつかんでいくのだろう。また、より多くの商品を手にとってもらえるようなアイディアを今後も提供し、ファンを驚かせ、喜ばせてくれるに違いない。


これらはあくまでも当方が考えた例であり、実際にマクドナルドが実施しているわけではありません

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