「最近たばこが吸いづらい雰囲気だね」感じる人は約●割

2008年05月18日 12:00

たばこイメージアメリカ系製薬会社のファイザーは5月16日、日本人のニコチン依存度に関する調査結果を発表した。それによると、最近自分の身の回りでたばこを吸いづらいという雰囲気を感じている喫煙者は、全体の8割以上を占めていることが明らかになった。喫煙者にとって肩身の狭い世の中になりつつある状況があらためて証明された形だ(【発表リリース】)。

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今調査は4月10日から15日の間にネット経由で「喫煙者を対象に」行われたもので、有効回答数は9400件。男女比は1対1で、都道府県別に男女100人ずつ回答を得ている。年齢構成比などは非公開。

たばこを吸いづらいという雰囲気を感じるか
たばこを吸いづらいという雰囲気を感じるか

「強く」「少し」を合わせた「感じる」派は全体で81.9%と8割を超える値を示している。公共機関内では「原則全面禁煙」が推し進められ、広告などの規制は強化される一方。世界的な流れを見ても、禁煙運動こそ頻繁に見られるものの、喫煙促進運動など見たことがない。それらの流れから、喫煙者の間でも「世の中の流れ」をひしひしと感じ取る人が増えているのだろう。

県別の「感じる」派上位・下位五位は次の通り。

■上位五位

1.宮城県……87.0%
2.埼玉県……86.5%
2.富山県……86.5%
2.岐阜県……86.5%
5.奈良県……86.0%

■下位五位

1.北海道……77.0%
1.三重県……77.0%
3.静岡県……77.5%
4.兵庫県……78.0%
4.高知県……78.0%


最上位と最下位の差は10.0%しかないことなどを考えると、地域による違いはさほどなく、軒並み高い割合と考えてよいだろう。喫煙者にとって「この地域にいけば肩身の狭い思いをしなくても済む」という都合の良い話はなさそうだ。

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