四角いスイカがま~るくおさめます!? 四角や三角のスイカやメロン続々登場
2008年05月13日 06:30
先日近所の八百屋でスイカを注文する人の姿が目に留まった。この時期のスイカはまだ価格が高く、贈呈用として使われるのがほとんどだが、どうやら早めに夏気分を味わいたいようで、「今日みんなで食べるからもう少し大きめのを」と店の人に説明していた。「そういえばもうそんな時期か、スイカといえば変な形のスイカやメロンを紹介したっけ」と思い起こし、過去の記事と共にネット上の情報を再度調べてみると、例の「四角いメロン」や「四角いスイカ」が通販で入手可能なことが明らかになった。
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四角いスイカ
これは静岡県沼津市にある『果物の郷おくむら』によるもの。四角いスイカは普通のスイカを立方体の強化ガラスに入れて成長させて作るもので、栽培技術や管理が難しく、商品化できるスイカにまで育つのは6~7割前後だとされている。また、手間がかかることから生産農家・生産数も少なく、当然高価なものになる。味は通常の丸いスイカよりやや大味になるとのことだが、元々美味しい品種「縞王」を用いているので、それなりな味覚を堪能できる(一応説明には「これは観賞用です。食味は良くありません」とある)。
価格はやはりお高めで『通常サイズ』が1万2600円(税込み)、『ミニサイズ』が8400円(税込み)。さらに生産数が少なく、予約・販売も期間限定で、場合によっては予約を受け付けても販売できない可能性もあるという。
価格もあわせ、食べるためのスイカというよりは、贈呈用・イベント用の一品と見てよいだろう。知名度はそれなりにあるが、写真や話の上のものと、実物を目の前にした時とではインパクトが桁違い。プレゼントとして贈れば相手は腰を抜かすだろうし、サプライズアイテムとしてはぴったり。
なお同社では同じ仕組みを用いて、『人面スイカ』や『三角スイカ』、さらには『ミニハートスイカ』まで発売している。仕組みを一つ確立させれば色々と応用が利く良い例だが、やはり単なる四角ものと比べるとさらに手間がかかるようで、価格も数倍に跳ね上がっている(三角スイカで10万5000円)。
人面、ピラミッド、さらにはハート型のスイカ……
こちらはセレブやアラブの大富豪向けの商品としかコメントのしようがない。ちなみにこの三角スイカ、去年の2007年は6個、2006年は15個も売れたとの事。誰が購入したのか気になる。
同じく「おくむら」では贈呈用として『四角いメロン「カクメロ」』も販売している。こちらも少数生産なので予約を受け付けるタイミングも限定されている。先に紹介した【渥美農業高、四角いマスクメロンを栽培特許出願。お値段1個1万円ナリ】の渥美農業高校が栽培特許・商標登録をしているもので、驚くべき事に通常の球形のものより甘味が秀でているという。
四角いメロン「カクメロ」
ちなみにこのメロン、中身の種の部分もしっかりと四角い形状になっている。
一般家庭で購入する機会も理由もほとんど無いだろうが、企業のイベントや展示品、パーティーでの賞品などには面白いアイテムかもしれない。何よりこのようなスイカやメロンが存在し、それが実売されているということ自体、驚きであることに違いない。
(最終更新:2013/09/01)
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