お風呂の中でいつもしていることは●●●●
2008年05月08日 08:00
マイボイスコムが5月8日までに発表した調査結果によると、浴室の利用について「体や頭を洗ったりゆっくりとつかる」以外にした経験があること、あるいは日常的にしていることのトップには「歯みがきをする」がついた。また単に入浴するだけでなく「足湯・半身浴」をして健康的なお風呂の楽しみ方をするなど、お風呂の時間を有効活用しようという気概が感じられる(【発表ページ】)。
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今調査は4月1日から5日までの間、インターネット経由で行われたもので、回答者数は1万4845人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代がもっとも多く38%、次いで40代の30%など。
シャワーを浴びるだけならともかく湯船につかる場合、(基本的に)ひとりでそれなりの時間を過ごす事になる。日常生活が多忙に尽きる人にとっては、トイレや睡眠の時間と並び数少ない安らぎの時間でもあるのだろう。そのような「憩いの時間」の中でもっともよく行われているのは「歯みがき」だった。
お風呂で体や頭を洗うこと以外にすること(したことがあること)は?
お風呂には洗面所が内包、あるいは隣接している場合が多い。歯をみがく時間は長い方が良いが、その間は案外たいくつなもの。そう考えると「湯船につかりながら歯みがきをする」というスタイルは案外合理的かもしれない。逆に「当たり前の話じゃなかったの?」と思う人もいるだろう。
他にも「足湯、半身浴」「簡単なストレッチ」「マッサージ、エステ」など、健康増進行為が積極的に行われていることがわかる。お風呂に入ること=健康にプラスといったイメージが強いことから、連想されやすいものだと思われる。
一方「読書」「音楽鑑賞」「テレビや映画鑑賞」「カラオケの練習」など、従来お風呂では出来なかったようなことも行われている。読書は専用のパッケージや書籍を用いたり「ぬれてもかまわない」類の本を持ち込むことで可能であるし、音楽やテレビなどは最近の浴場施設ではコントロールパネルなどに組み込まれているものもある。とはいえこれらに夢中になって、のぼせてしまわないよう注意しなければならない。
また、「携帯電話でメールや電話」「携帯ゲーム機でゲーム」「インターネット」などというつわものも少数ながら存在する。確かにこれらは現代人には欠かせないものに違いないが、何もお風呂の中まで……と思うのは当方だけだろうか。
しかし過去のセガの調査によれば(【お風呂の中でもケータイと一緒な人、意外に多いんです】)4割が「お風呂でケータイ」の経験があると答えているし、【携帯電話の防水機能、いる? いらない? 生活防水機能を期待する人が72.2%】の調査結果では「お風呂でも安心な防水機能の携帯電話が欲しい」という回答も3割に達している。たとえお風呂の中でも「携帯(やゲーム機、インターネット)から離れられない」という人はこれからますます増えていきそうだ。
ちなみに同調査では「入浴にかける時間」の結果も出ているが、これによると「30分未満」という回答が7割を占めている。この7割がそのまま全員「携帯電話でメールや電話」「携帯ゲーム機でゲーム」「インターネット」にも回答しているわけではないだろうが、平均的にはこの時間帯に収まるであろう事を考えると、「30分もケータイから離れられないのか」とツッコミたくなる人もいるのかもしれない。
しかし当事者からすれば、30分だろうが1時間だろうが時間の長さは関係なく「片時も離れたくない」「少しの間も孤独感を感じるのはイヤだ」といった心境があるのだろう。それと共に「何もすることが無い時はいつでもケータイ」という生活習慣が染み付いているのかもしれない。まるで「ピーナッツ(まんがスヌーピー)」に登場するライナスが、片時もタオルを手放さないように。
(最終更新:2013/09/01)
(最終更新:2013/08/06)
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