「神聖モテモテ王国」最新刊、オンデマンド方式で発売決定
2008年05月07日 06:30
ながいけん氏著述による漫画「神聖モテモテ王国」の第7巻が、オンデマンド方式によって【コミックパーク】からの発売が決定したことが明らかになった。詳細は現在のところ不明だが、「近日発売予定」の欄に「ながいけん『神聖モテモテ王国』第7巻」の記述が確認できた。
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近日発売予定の欄に「ながいけん『神聖モテモテ王国』第7巻」の文字が(赤線は当方で追加)
「神聖モテモテ王国」とは週刊少年サンデーで1996年から連載されていた漫画の一つ。いつも学生服を着ている深田一郎(オンナスキー)と、自称宇宙人・色々な意味で斬新的な発想と能力の持ち主、深田一郎の父を名乗るファーザー(好物:トンカツ)を中心に、なぜか近所に住むデビル教団やオタクでモテモテな中森学(ブタッキー、まーくん)らとの間で繰り広げられる、過激な掛け合い漫才的なノリと勢いだけのような生活を描いたどたばたギャグマンガ。ほぼすべての話において深田少年とファーザーが「女性からモテモテになる」ことを目指して行動を起こすことから話は始まるのだが、大抵は失敗しファーザーがエラい目にあう形で話は終わる。
そこかしこに見える、巧みに盛り込まれたパロディやギャグ、登場人物らの台詞回し、くだらなすぎてかえって笑ってしまう駄洒落、マンガの通常パターンを無視した面白ユカイな展開など、通常の「マンガ」からは逸脱した独特の雰囲気(支離滅裂ともいう)と、それでいてしっかりとした構成は痛烈なインパクトを読み手に与え、今でも多くの支持層を抱えている。
連載中断後は2003年末にヤングサンデーで5回のみ(多少設定を変更したような形で)再開したが、その掲載分もあわせ単行本未収録作品は多く、単行本化が待ち望まれていた。今回出版社である小学館からのではなく、コミックパークから、しかもオンデマンド方式ではあるものの、ようやく単行本化の話が具体化したことになる。
今回確認できたのは、オンデマンド(注文を受けるたびにサービスを提供する)方式でコミックなどを提供するコミックパークの近日発売予定の欄。詳細は一切記述されておらず、単に作者名と「神聖モテモテ王国」の名前のみ。現在確認したところ単行本に未収録の話は週刊少年サンデー掲載分も合わせて22話と、1冊に収めるにはやや多めのボリュームだが、オンデマンド方式ならなんとかなるかもしれない。ストーリーそのものはまだ終わっていないが、とりあえず全話収録を望みたいものじゃよー。
(最終更新:2013/09/06)
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