「KY」「どんだけー」に続く辞書に無い新しい言葉を・中高生から大募集

2008年05月13日 06:30

書籍イメージ「言葉」に関する書籍を次々に発売している【大修館書店】では現在、辞書に掲載されていない言葉やその意味、例文などを募集する【第3回「もっと明鏡」大賞 みんなで作ろう国語辞典!】を告知している。辞書を身近に考え、言葉を楽しく使ってほしいという意図のもとに行われているキャンペーンで、今回が3回目。個人単位ではなく、学校経由・学校単位で応募が行われる。

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今キャンペーンへの応募は公式サイト上から応募用紙・エントリーシートをダウンロードし、学校単位で応募を行う。したがって学校側の取り組みが求められることになる。

応募用紙には具体的な言葉(見出し)と書き方、品詞、解説や用例などを書き込む欄があり、生徒はこれに表記し、学校に提出。学校がまとめて学校単位での応募を行う。辞書に載っていない新らしい言葉(ネット用語や特定趣味の仲間内でのみ使われている言葉など)だけでなく、既存の言葉に新しい意味を追加するのもアリ。さらには学校単位やクラス単位でテーマを決めて応募するなど、変わった方式による応募も歓迎するという。

応募締め切りは9月末。優秀作品などの選考と発表は12月上旬に行われる予定。

前回実施した企画においては「KY」「どんだけー」「パクる」「意味貧(いみひん)」「うろわかる」「神」「貧格」「幕の内」など4万4000件もの応募があり、一部は『KY式日本語 ローマ字略語がなぜ流行るのか』にも収録された。この書籍は5刷20万部を超えるヒットセラーになったとのこと。

学校経由でのみ応募としたのは、投票対象を学生(事実上高校生以下)に限定することで、若年層の間に広まる言葉を取り入れようという意図があるからなのだろう。一般公募が行われないのは残念だが、同時に学生間でどのような言葉が広まっているのか、その一端を知ることができる面白い趣旨ともいえる。電子辞書やニンテンドーDS Liteなどの賞品も用意されていることもあり、応募側も張り切って作品を送り出すことができるだろう。どのような言葉が応募されるのか、発表が楽しみだ。


(最終更新:2013/09/07)

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