ファンタ ふるふるシェイカー グレープ

今回発売される「ファンタ ふるふるシェイカー グレープ」は、従来相反(あいはん)する「炭酸」と「ゼリー」の2要素が同居した形の飲料水。1958年に「ファンタ」が日本で初めて登場して以来、ファンタのグレープ味においてまったく新しいスタイルで味わえるという。具体的な中身は「炭酸入りのゼリー」で、缶を振ることでゼリーが崩れ、ゼリーの独特なぷりぷり感と炭酸のさわやかな口当たりを同時に楽しめるとのこと。

「ふるふるシェーカー」の楽しみ方(グレープバージョン)

これまでにもゲル状の口当たりのよいゼリーやグミで炭酸系飲料の味わいを提供した商品はあったが、「それらしい味がするような気もする」という程度で炭酸独特の爽快感はほとんど得られなかった。下手をすると他の製品同様うずもれてしまう可能性もあったが、第一弾として発売された「オレンジ」は【振らなきゃ飲めない炭酸飲料「ファンタ ふるふるシェイカー オレンジ」4月21日発売】にもあるように、マクドナルドとのタイアップキャンペーンも行われ、多くの人の味覚を楽しませることに成功した。当方も実際に試してみたが、新しい「飲み食べぷちぷち」的な食感が口の中に広がり、新しい美味しさを体感できた。確かにこれは今までの「それっぽい」ではなく、まさに「炭酸なゼリー」に他ならない。

今回は残念ながら他社とのタイアップキャンペーンはないようだが、ファンタシリーズとしてはオレンジと共に欠かせないグレープの登場で、「ふるふるシェーカー」が本家の「ファンタ」同様に定番化する可能性を見せてくれることになった。

夏に向けて清涼飲料水の新作が多数コンビニの陳列棚をにぎわせる時期の登場なだけに、ライバルも多いだろう。「ファンタ ふるふるシェイカー グレープ」が先輩の「オレンジ」と共にどこまで健闘するか楽しみにしたい。

(最終更新:2013/08/05)