ケータイの充電、いつしてる? 毎日充電は3割強
2008年05月15日 08:00
ネットマーケティングを展開するアイシェアは5月14日、携帯電話の充電に関する調査結果を発表した。それによると携帯電話の充電ペースについて、「毎日している」という人は全体で3割強にしか満たなかったことが明らかになった。携帯電話の機能が充実すると共に電池切れが気になるところだが、日課的な充電を心がけている人は案外少ないようだ(【発表ページ】)。
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今調査は無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に行ったもので、有効回答数は723人。男女比は54.1対45.9、年齢階層比は20代が20.5%、30代が53.4%、40代が26.1%。調査期日は5月7日から5月9日。
携帯電話には電話、インターネット、デジカメ、電子マネー、ミュージックプレイヤー、赤外線通信など多種多様な機能が備わるようになった。情報総合ツールとして便利この上ないが、同時に電力消費量も大きくなり、頭痛のタネともいえる。何しろ電池切れとなれば携帯電話も役立たずのシロモノに過ぎなくなってしまう。デジカメや音楽視聴で電池を消耗し、肝心な会話の時に電池切れとなれば目も当てられない。
携帯電話ユーザーにとって充電は、人の生活における食事と同じくらい欠かせないものだが、その充電のペースはどれくらいなのだろうか。全体では「毎日行う」と答えたひとは35.8%に過ぎなかった。
携帯電話の充電ペース
男性の方が女性よりも「毎日充電」の割合が大きい。これは男性の方が仕事の場面で使うことが多く、その分電池切れにはシビアだからだと思われる(年齢によっては女性の方が携帯電話の利用頻度は高いだろうが)。朝自宅を出る際には携帯電話の充電がフルでないと安心できないビジネスマンも多いに違いない。
一方、「2日に1回」「3~5日に1回」という人の割合も男女共に多く、とりわけ女性では「3~5日に1回」が「毎日」を上回る結果が出ている。充電環境が身近にあり、いざとなればいつでもすぐに充電できる場面にあることが多いからかもしれない。
もちろん充電式の電池の場合、電気をすべて使い切った時点で充電を開始したほうが、電池そのものの寿命は長くなる。理想的な使い方は「電池切れしたら充電」なのだが、肝心な時に使えない(電池が切れる、充電中で持ち運び出来ない)リスクを考えると、寿命が多少短くなっても「いつでもフルバッテリー」な状態を望むのは仕方がないのだろう。
なお充電ペースと大きく関係する「いつ充電しているか」という問いには、「寝る前」と答えた人がもっとも多く、全体では53.3%を占めた。
携帯電話の充電をいつ行っているか
男女とも「寝る前」が一番多いのは「寝ている時間は使わないから、その時に携帯電話もお休みさせてしまおう」というもの。当然といえば当然。しかし「電池がなくなるたびにしている」という回答は男性よりも女性の方が10%近く多かった。これは直上の「女性の方が携帯電話の充電ペースが長い」ということの裏づけにもなる。要は「女性は携帯電話の充電を、電池切れになるかそれに近い状態になってから行う人が男性よりも多い」ということなのだろう。これも男女間のライフスタイルの違いからくるものなのかもしれない。
ちなみに今調査では、予備の電池パックの保有率は1割程度という結果が出ている。充電の繰り返しで電池の寿命が近づき、充電してもすぐに電池切れとなってしまう場合、基本的には電池パックそのものを取り替えるしかない。
各携帯電話の販売店・サービスセンターにいけば取り替えてもらえるのだが、【電池劣化がケータイ本体の買い替え時……携帯電話の充電池事情】にもあるように「電池が劣化したら電池交換ではなく携帯本体の買い替え」と考える人が多いようだ。予備の電池パックを持つ人が少ないのも、そのようなライフスタイルの裏返しといえるだろう。
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(最終更新:2013/08/06)
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