今から9年後に「もっとも億万長者が多い国」は?
2008年05月12日 06:30
先に【日本一の富豪は任天堂のあのお方・米誌フォーブス調査】でお伝えした、アメリカ経済誌フォーブス調査による「日本の40人の富豪」の元記事の中で、気になる投票が行われていた。いわく「2017年の時点でどの国がもっとも多くの億万長者をかかえることになる?(In 2017, which country will have the most billionaires?)」というもの。億万長者の数イコールその国の富み具合というわけでもないだろうが、一つの指針にはなりうる。「日本の」富豪話に興味がある人が考える、今から9年後の「富み栄えているように見える国」とはズバリどこなのだろうか。
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現在も投票は継続中だが、現時点での投票結果は次の通り。
■2017年の時点でどの国がもっとも多くの億万長者をかかえることになる?(5月12日時点、総投票数1万3352票)
・インド……53%
・中国……20%
・アメリカ……17%
・ロシア……4%
・日本……1%
・ブラジル……1%
・イギリス……1%
・カナダ……1%
・ドイツ……1%
・フランス……0%
・分からない……2%
具体票数は表示されないので、同じパーセンテージでも棒グラフの長短で並べ替えをさせてもらった。基本的に上にある方が得票数が多いと見てよい。
「日本人の」富裕層に関する記事の上で行われているということは、それなりに日本に対して興味関心を持つ読者による投票と見てよいだろう。にも関わらず「日本人がもっともお金持ちになるネ」と回答した人が1%しかいないのは、かなり悲しい気がする。しかしこれが現実かもしれない。
読者の多くがアメリカ人であることも合わせて考えると「アメリカ……17%」という結果はある意味当然といえるが、むしろ中国やロシアを差し置いて「インド」が過半数の得票でトップに立っているのが興味深いところ。9年という中期的な時の流れの中では、インドがもっとも注目株であると多くのアメリカ人が見なしているということだろう。
政治的リスクや地域紛争リスクは高めなものの、日本でも【10年後に有望な企業進出先は「インド」がトップ】にあるように、インドへは熱い視線が向けられている。今後インドがこれまで以上に注目を集めることは間違いあるまい。
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(最終更新:2013/08/06)
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