【更新】ちくわが40円値上げ! 庶民の食卓の味方、ちくわや魚肉ソーセージも値上げへ

2008年05月08日 08:00

活ちくわイメージ【日本水産(1332)】は5月7日、練り製品や魚肉ハム・ソーセージの規格や価格の改定を6月から行うと発表した。対象商品は全部で31品目。値上げ幅は6~33%となる。同社ではすでに2007年11月に値上げを行っていたが、それから7か月後の再値上げということになる。値上げの理由については「すり身価格の高騰」が原因とのこと([発表リリース])。

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おさかなのソーセージイメージ今回の値上げについては、すでに「水産資源の管理強化による白身魚の漁獲枠減少」「ヨーロッパでのすり身製品・白身魚の需要拡大」で全産地において価格が上昇したことに加え、さらにアメリカにおける今年以降のスケソウダラ漁獲枠の大幅減少でそのすり身価格が大幅に上昇。現行価格では品質と価値の維持が難しくなったことを原因としている。

具体的には

・「活ちくわ 25グラム5本入り」……販売終了
・「活ちくわ 25グラム4本入り」……130円→170円
・「エコクリップおさかなのソーセージM5 束」(魚肉ソーセージ)
 ……85グラム5本→75グラム5本
・「活かに風味かまぼこ」(かに風味かまぼこ)
 ……9グラム10本入り160円→9グラム8本入り170円


など、魚肉ハム・ソーセージで11品目、ちくわ類・かに風味かまぼこ類で20品目、計31品目が値上げ・規格変更となる。

練り物類、なかでもちくわや、魚肉ソーセージは安価で食べられる庶民の食卓の味方というイメージが強い。それらの値上げは単純に悲しいものがあるが、今回の値上げは特に「規格の変更(量の減少)」と「価格の上昇(値上げ)」が同時に行われるだけに、衝撃度も大きい(前回は価格上昇だけで分量の削減は無かった)。原材料や関連コストの上昇を見れば仕方が無いのかもしれないが、素人考えでも「何か手立てはないものか」と思わざるを得ない。


■関連記事:
【ちくわやハムも値上げへ……相次ぐ食品値上げ(2007年10月3日)】

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