全年齢層で人気のゲームジャンル、トップ3は「ロープレ」「パズル」「アクション」ゲーム

2008年05月25日 12:00

ゲームイメージマイボイスコムが5月25日までに発表した調査結果によると、家庭用ゲーム機で遊ぶゲームのジャンルとしてもっとも支持されたのは「ロールプレイングゲーム(RPG)」で4割以上の得票を得たことが明らかになった。「パズル」がそれに次いで3割強を獲得、「アクション」「シミュレーション」「スポーツ」「学習系」がほぼ横並びで後続のポジションを確保している(【発表ページ】)。

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今調査は5月1日から5日までの間、インターネット経由で行われたもので、回答者数は1万4373人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代がもっとも多く37%、次いで40代の29%、50代以上の17%など。

携帯ゲーム機も含め家庭用ゲーム機を持っている人に対し、そのゲーム機で遊ぶゲームのジャンルを複数回答で尋ねたところ、「ロールプレイング」と答えた人が半数近くを占めている。

保有している家庭用ゲーム機で遊ぶゲームのジャンル(複数回答)
保有している家庭用ゲーム機で遊ぶゲームのジャンル(複数回答)

回答者の構成年齢層を再確認すると、30代以上で83%と8割以上を占めている。そのため、このジャンル構成は「全年齢層」ではあるがむしろ「中堅層以上が好むゲームジャンル」と見た方が正しいかもしれない。

また、ジャンルを精査すると「アクション」と「格闘アクション」が別々の項目に分けられている。場合によってはこれを一つにまとめて計算する場合もあり、その場合には第二位の「パズル」を超えた支持率ということになるのだろう。

「ロープレ」と「パズル」が飛びぬけて評価が高く、それに「アクション」「シミュレーション」「スポーツ」「学習系ゲーム」がほぼ横並びで並んでいる。固定化されたジャンルとしては若い部類に入る「学習系ゲーム」が上位に食い込んでいるのが注目される。

先に【子どもが好きなゲームはロープレと格闘アクション・パソコンはエロゲーマシン?】で示したように、PTA調査による子どもの好きなゲームのジャンルは「ロールプレイングゲーム」「格闘アクション」などという結果が出ている。調査期間・対象・方法などが別々で並記しても参考以上のものではないのだが、あえて並べて見ると次のようになる。

小学5年のベスト5ジャンル
ロールプレイングゲーム
対戦格闘などのアクションゲーム
・スポーツゲーム
・学習ゲーム
・シミュレーションゲーム

中学2年のベスト5ジャンル
ロールプレイングゲーム
対戦格闘などのアクションゲーム
・スポーツゲーム
・シミュレーションゲーム
・パズルゲーム

全年齢層(≒中堅層以上)のベスト5ジャンル
ロールプレイングゲーム
アクションゲーム(対戦格闘+通常のアクション)
・パズルゲーム
・シミュレーションゲーム
・スポーツゲーム


このように列挙してみると「ロープレとアクション(特に格闘ゲーム)は世代を超えて人気が高い」「パズルゲームは若年層よりもむしろ年齢を経た人の支持が厚い」などの傾向が見て取れる。

王道ジャンルは
「ロープレ」「格闘アクション」

公開されたデータの範囲では年齢階層別の詳細データは分からず、果たして年を経るごとにつれて好みのゲームジャンルに変化が生じるのかどうかまでつかみとることはできない。しかし今データを見る限りにおいては、「好きなゲームのジャンルは世代を超える」ことは容易に想像ができそうだ。

やはりゲーム機の性能が高性能化され、携帯電話など新たなライバルが登場しても、「ロープレ」「アクション」という王道ジャンルに変わりはなさそうである。


(最終更新:2013/08/06)

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