メタボ予防のために支払っても良い金額は一か月あたり缶ジュース○○本分

2008年04月19日 12:00

お金とダイエットイメージ【マクロミル(3730)】は4月18日、メタボリック症候群と健康意識に関する調査結果を発表した。それによると「メタボリック症候群」の対策のために支払っても良いと考えている金額は、一か月あたり平均で2818円であることが明らかになった。1本130円の缶ジュースで換算すると約22本分に相当する。一方で「1円も払いたくない」と考える人も65%いるなど、「メタボ対策は重要だがお金をかけたくはない」という世間一般の実情が見て取れる(【発表ページ】)。

スポンサードリンク

メタボ対策(予防)のために支払っても良い「経費」について具体的な金額を尋ねたところ、「必要」と答えた人の多くは「5000円~1万円」の範囲に収まっている。

メタボ対策(予防)のために支払っても良い金額(月額)
メタボ対策(予防)のために支払っても良い金額(月額)

なお「払いたくない」人は0円として平均値を出している。そのため支払額では「5000円~1万円」の層が一番多いにもかかわらず、平均値では2818円という値が出てしまっている。

その他傾向をまとめると次の通り。

・「お金は出したくない」という人が圧倒的
・男性より女性の方が「(より多くの)お金を出しても良い」と考えている
・メタボを自覚している人の方がしていない人より高額を出す傾向にある


三番目は当然として、二番目は「男性よりも女性の方がメタボに対しての想いは切実」ということをあらわしているのだろうか。

平均的な「メタボ対策予算」は
一日あたり缶ジュース1本足らず

平均して一日あたり缶ジュース1本分足らずという「メタボ対策予算」だが、具体的にはどのようなものを購入したい(あるいはすでに購入した)と考えているのだろうか。もっとも多いのはそもそも論として自分の現状を確認できる「体重計・体重体組成計」だった。

メタボリック症候群予防のため購入したい(した)もの
メタボリック症候群予防のため購入したい(した)もの

「特に無い」がもっとも多いのは先の「お金を使いたくない」人がもっとも多いことにも結びつくのかもしれない。あるいは「自分にとってメタボ対策に最適なのは何か」が分からない可能性もある。

ともあれ具体的な品目を挙げた人の中では「体重計・体重体組成計」がもっとも多く、ついで「体脂肪計」が来ており、自分の体重や脂肪をしっかりと把握したい人がたくさんいることが分かる。あるいはこれまで、体重計や体脂肪計が自宅に無かった人が多かったのだろうか。

続いて「サプリメント」「保険機能食品」「エクササイズ用品」などが名前を連ねているが、男女別では女性の方が「保険機能食品」「サプリメント」となど食の面で経費を使ってメタボ対策をしようと考えている人が多いのが分かる。

一方「自分はメタボと自覚している人」と「自分はメタボではないと考えている人」との間では、全般的に「自覚者」の方が購入意欲が高いが、中でも「血圧測定器」「メタボリック症候群対策用の漢方薬・医薬品」が飛びぬけているのが分かる。これは自覚症状をもっている人にとってメタボ対策は切実な問題であり、食品や運動などの間接的な療法ではなく、医薬品で直接どうにかしなければならないという危機感を持っていることが想像できる。

また、メタボ・肥満になるとそれ自身はもちろん、血圧が上がることでさらに健康に問題が生じる場合が多い(内臓器官を圧迫するなどの弊害がある)。普段は病院に行かないと図る機会など無い血圧も、測定器を買って自分で毎日計測し、管理をしなければと認識するのだろう。


一か月に使ってもよいメタボ対策費を3000円と概算すると、例えば血圧測定器は2か月分も予算を計上すればそれなりにしっかりしたものを手に入れることができる。測定器は家族みんなで使えるものだから、この際ひとつ選んで血圧を毎日図る習慣を身に着けるのもありかもしれない。

また、タイトルなどにあえて「缶ジュース○○本分」とつけたのには一つ意味がある。22本という数は一か月の平日の日数にほぼ該当する。そこで、もし学校や職場で毎日缶ジュース(お茶やミネラルウォーターを除く)を飲んでいたら、試しに一か月それを止めて見てはいかがだろうか。飲まなければ平均予算分の出費を増やすどころか減らせてメタボ対策が出来るし、お茶に差し替えても「メタボ対策費」を新たに計上する必要は無くなる。

缶ジュースに含まれている糖分のことを考えれば、まずメタボ対策費分の缶ジュースを減らすのが一番の対策なのかもしれない。

(最終更新:2013/09/07)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ