「馬食い家内が象サイズになった」変漢ミスコンテスト結果発表

2008年04月16日 08:00

誤変換イメージ『財団法人日本漢字能力検定協会 公認 漢検DS』などでゲーム業界にも進出した【財団法人 日本漢字能力検定協会】は4月15日、パソコンや携帯電話でメール・書類などの作成中にうっかり間違えて変換してしまった、面白ゆかいな「変換ミス」を募集し、皆でそれを評価しあう第三弾「変漢ミスコンテスト」の投票結果を発表した(【発表ページ】)。

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「変”漢”ミスコンテスト」とは、ワープロなどの文章入力の際に漢字の変換を間違ってしまい、笑える、あるいはびっくりさせられる、うなづいてしまう誤変換・変換ミスを募集しようというもの。ワープロやパソコン、さらには携帯電話などによる漢字変換が生活の中に浸透しているだけに、「誤変換」も馴染み深いものとなり、経験した人も多いことだろう。

前回の最優秀作品は【「怪盗アンデス」が遅刻して……今年の漢字変換優秀作品発表】でも報じたように、「遅れてすいません。回答案です」を誤変換して「遅れてすいません。怪盗アンデス」としてしまったもの。他の優秀作品も思わず苦笑い、あるいはくすり笑いをしてしまうものが多い。

馬食い家内が象サイズになったイメージ昨年2月から行われていた年間変換ミスコンテストの大賞に選ばれたのは、「馬食い家内が象サイズになった」。正しい変換は「うまくいかない画像サイズに
なった」で、文章の入力作業をしている後ろにたまたま家内が居ると、スリッパで頭を叩かれそうな状況だ(笑)。

他にも発表ページには色々な誤変換の秀作が投稿者のコメントと共に掲載されているが、単に誤変換だけでも面白いのに、その変換をしてしまった時のエピソードがさらに面白さを増幅させている。一部状況では笑っていられないような(それこそ「作り話じゃないのか?」とすら思ってしまうような)話になっているのもあるが……。

・「○○さんの質問は幼虫以下と思います」(○○さんの質問は要注意かと思います)
……大事なプレゼンテーションでの留意事項を考えてたんですが…一番うるさく注文つける人がこんなことに。心に思ってることが出てしまったんですかね…

・「胸囲ないもんね。ゴメン~!」(今日居ないもんね。ゴメン~!)
……ある休日、暇だったので友人と遊ぼうと思い、誘いのメールを入れました。しかし、彼氏と外出してて居ないことを思い出し、返信が来る前にすぐまた送信した内容です。何の気なしに返って来た返信を見ると「小さくて悪かったね。しかもゴメンって何?!暇だからって嫌がらせするな」と。ゲゲ!!彼女が一番気にしていることをズバッと言ってしまった……。どうあがいても後の祭りだったがしばらく機嫌悪かったな……。

・「おれは鹿になった」(おれ麻疹になった)
……高熱で寝込んでた友人からのメール。突然のメールでこの一言。目が点。高熱でおかしくなってしまったのかと思いました……。(不破注:「鹿男」かよ(笑))


誤変換こと「変漢(変換)ミス」は、ワープロやパソコン、携帯電話が普及した現代において初めて発した新しい遊びの文化ともいえる。言葉のあやや言い回しの巧みさ、同じ読み方で複数の意味を持たせて表現を楽しむ他の手法同様、年を重ねるにつれて一つの新しい表現方法として浸透することだろう。

……と書いている当方自身もこの記事の中で「投稿者」を「問う後者」と誤変換してしまい、読み直した時点で「何で後者のコメントに疑問を呈しなければならんのだ」と自分で突っ込みを入れてしまった。笑い話で済めばいいが、時として頭を抱えるような事態になったり(上記例なら「胸囲ない」など)、赤っ恥をかくこともある。自戒の意味もこめて、注意もしたいものだ。


■関連記事:
【×「変換ミス」○「変漢ミス」なコンテスト第3弾作品応募開始】
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(最終更新:2013/09/07)

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