メガブーム、和菓子業界にも進出・団子とおはぎもメガメガ
2008年04月16日 08:00
【J-CASTニュース】が4月15日に伝えるところによると、和菓子の老舗村上が展開する東京都内の東武池袋店で展開している「金沢和音」において、4月17日から30日までの期間限定で「メガ団子」「メガおはぎ」(それぞれ263円、525円。税込み価格)が発売される。通常の4倍ほどの大きさがあるとのこと(【村上内発表ページ】【東武池袋内発表ページ】)。販売場所は地下一階5番地和菓子コーナー。
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「メガ団子」「メガおはぎ」
【最近メガな食品が流行るワケ】でも解説したように、食事の量の面での満足感やお得感に対するニーズの高まり、とりわけ20~30代層の食欲が通常サイズのお弁当をはじめとした食品ではまかないにくいこと、そして[マクドナルド(2702)] のメガシリーズが商品展開として大成功をおさめたことをきっかけに、日本国内では食材・食品を大型化する「メガブーム」が起きている。健康志向が高まる中、それに反発する心境の表れもあるのだろう。
今回期間限定で発売されるメガ和菓子こと「メガ団子」「メガおはぎ」も、そのような世情を反映した商品。東武池袋のページにおける商品説明には次のように記述されている。
素材がもつ本来の味や食感を生かした和菓子作りを目指す「金沢村上」の新ブランド「金沢和音」。一昨年のオープン以来、多くの女性を魅了してきた“おはぎ”と“団子”に、期間限定のビッグサイズが登場!なんと、あん入おはぎは通常の4倍、団子は通常の3倍。この機会にぜひ、お口いっぱい頬張ってください!
この説明だとおはぎは4倍だが団子は3倍とのこと。もっとも写真を見ればこの大きなサイズ、3倍だろうと4倍だろうとあまり気にもならなくなるほどの圧倒感があるに違いは無い。特におはぎなど、断面図を見ると「おはぎ」というより皮の部分とあんの部分がひっくり返ったあんぱんのようにすら見える。ちなみに価格だが、通常サイズのおはぎは168円、団子は105円。大きさの倍数でそのまま計算すれば、メガサイズ版の方がお得ということになる。
メガサイズの食品は元々「一人でたいらげておなか一杯にする」ために提供されているもの。「メガ団子」も「メガおはぎ」も、数杯分のお茶を用意して覚悟を決めつつ対面すれば、何とか一人で食べられるかもしれない。とはいえ団子なら3本分、おはぎなら4個分に相当するこれら「メガ」な和菓子たち。食べ終える頃には本当の意味での「団子怖い」「おはぎ怖い」にならないよう、食べすぎに注意してほしいものだ。
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