唐辛子とわさびの辛さがフュージョン! 東ハト「ハバネロ」に新感覚の辛味スナック登場
2008年04月14日 19:30
東ハトは4月11日、同社の定番激辛スナック菓子「暴君ハバネロ」シリーズに「暴君ハバネロ・仁義なきのりわさび」を、「魔王ジョロキア」シリーズに「魔王ジョロキア・灼熱のチリサルサ」を追加することを発表した。4月14日から発売する。いずれも51グラム。オープン価格だが実売120円前後を想定(【発表リリース】)。
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「暴君ハバネロ・仁義なきのりわさび」(左)と「魔王ジョロキア・灼熱のチリサルサ」(右)
「ハバネロ」はメキシコ原産の激辛トウガラシとして、東ハトが送り出した横柄な口をきくキャラクタ「暴君ハバネロ」と共に名を知られるようになった。またハバネロのライバル的な位置づけとして今年1月から、インド原産の新・世界一辛いトウガラシ(ハバネロの約2倍の辛さを記録し、ギネスにも公認された)「Bhut Jolokia」(ブート・ジョロキア)を使ったスナック菓子「魔王ジョロキア」が発売されている。
今回発売されたのは、それぞれの「激辛スナック」にそれぞれ別文化の「辛味香辛料」を組み合わせ、新たな「うまから」味を実現したというもの。具体的にはそれぞれ
■「わさび」(日本)……ハバネロに追加
・「メキシコ」+「日本」
・生地にはハバネロペーストとともに香りの良い海藻の「あおさ」を練り込み、「カツオ」の旨みをベースに「わさび」を効かせた和風の味わいに仕上げる。
・食べ始めにわさび独特のツンとくる辛さが鼻に抜け、後味にハバネロの刺激的な辛さが残る、和と洋の辛味の競演が楽しめるスナック。
■「チリサルサ」(チリ・メキシコ)……ジョロキアに追加
・「インド」+「チリ(メキシコ)」
・生地にジョロキアのペーストを練りこみ、トマトの酸味と甘味にポークの旨みをきかせた、チリサルサ味に仕上げた。
・隠し味に「タマリンド※」を加え、ジョロキアの挑戦的な辛味に酸味をきかせた、濃厚でスパイシーな味わい。
※タマリンド:マメ科のフルーツで、インドでは料理の調味料などに使われているコクと酸味がある果実。その木には悪霊が宿るともいわれている。
※サルサ……英語で「ソース」を意味するスペイン語。
なおパッケージには「暴君ハバネロ・仁義なきのりわさび」「魔王ジョロキア・灼熱のチリサルサ」双方とも刺激的な辛さを象徴する「炎」を全面に用いており、それぞれの炎には各商品のイメージキャラクタ「暴君ハバネロ」「魔王ジョロキア」の英語表記文字が隠されている。
一時期と比べれば「激辛ブーム」は沈静化した気配はあるものの、辛味を追求する「激辛ファン」のニーズは尽きるところを知らないらしい。「ハバネロ」の2倍もの辛さを誇る「ジョロキア」を用いたスナック菓子ですら一般の人には想像がつかないのに、それらにさらに異文化の辛味調味料をミックス。さらなる複雑で刺激的な辛さを追い求める姿勢には(企業側へも購入層へも)ただただ頭が下がる想いである。
食品を巨大化する「メガブーム」では何度かに分けて食べれば常人でも何とか楽しむことはできるだろうが、辛いものは少量でもその刺激を体感できるので、分けて楽しむことは難しい。当方のような人も含めて、刺激を避けたい人には敬遠した方がよい一品かもしれない。
逆に「辛さ大好き」な健康体の人には、体調を整えた上でぜひともチャレンジしてほしいものだ。「暴君ハバネロ・仁義なきのりわさび」なら「ハバネロ」と「わさび」のように、複数の違うベクトルの辛味が口のなかでどのような「化学反応」をおこし、辛さの新天地へ食べた人の味覚をいざなうのか。体験者の意見を聞いてみたいものだ。
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