【更新】「くいだおれ太郎」の再就職先立候補続々現る・「くいだおれ」のブログもスタート

2008年04月13日 12:00

大阪名物くいだおれイメージ先に【くいだおれ閉店波紋広がる・「くいだおれ太郎」の経済効果は17億円との試算も】などで報じたように、7月の閉店が決まった道頓堀の飲食店「大阪名物くいだおれ」の名物人形「くいだおれ太郎」の再就職先が懸念されていたが、これについて相次いで買い取りの申し入れがあることが[読売新聞]などの報道で明らかになった。また、閉店までの90日間の間、「大阪名物くいだおれ」の総務部スタッフによる状況レポート的なブログ[大阪名物くいだおれ 総務部のブログ]も期間限定でスタートした。

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「大阪名物くいだおれ」の閉店に伴い、17億円の経済効果があるとすら試算されたマスコット人形「くいだおれ太郎」。閉店決定記者会見の際には、閉店後彼がどのような処遇を下されるのか、その行く末は明らかにされていなかった。一部報道で「引受け手などの申し出を待っている」「買取などの申し出はまだない」という状況が報じられたこともあり、続々とオファーが舞い込んできたようだ。今のところ確認できるのは次の2候補。

・通天閣観光……商標そのものの買取も含む
 「くいだおれ太郎は大阪の心で、ナニワにあるからこそ意味がある。店の歴史や写真など資料を展示するスペースを設けたい」。通天閣のシンボル「ビリケンさん」とペアで大阪文化を盛り上げたい。

・兵庫県香美町の藤原久嗣町長……くいだおれ太郎の譲渡を求む
 「大阪名物くいだおれ」創業者山田六郎氏が、香美町北部にあった旧香住村出身。「名誉町民」として迎え、海の文化館1階に展示。さらに建設予定の文化交流センターへの設置を予定。


今のところ商標買取もかねていることを考えると通天閣が有望そうだが、今後閉店までにまだまだ他の買取先があられる可能性も否定できない。一躍(これまで以上に)スポットライトを浴びるようになった「くいだおれ太郎」が、モテモテ引く手あまた状態になるのは時間の問題のようだ。

期間限定・総務部によるブログ開始

大阪名物くいだおれのブログイメージ「大阪名物くいだおれ」の公式サイトをじっくり見ている人にはすでにお分かりだろうが、閉店の第一報が伝えられた4月8日以降、同社総務部スタッフによる「初の」ブログが展開されている(【場所はここ】)。初日は制作デザイン会社のレポートをさらりと挙げただけだが、9日には閉店に関するお知らせの記者会見のようすを写真つきで紹介し、閉店に関する想いを語るなど、企業ブログらしい装いを見せている。

現在のところトラックバックは受け付けていないがコメントは書き込みができるようになっており、「大阪名物くいだおれ」の閉店を知ったファンからの応援メッセージなどが続々と寄せられている。また、普段は語られることの無かった同店の作業の様子をはじめとしたさまざまな「内幕」が語られ、親近感をますます盛りたてている。


周囲環境の変化や従業員の問題などから、現状から起死回生して「閉店は回避」ということは残念ながら難しい。しかし商標も含めた買い取り案が出てくるなど、「大阪名物くいだおれ」のDNAが絶えることだけは避けられそう。あと三か月足らずの間に、さらにどれだけの立候補・提案者が出てくるのか、気になるところだ。

(最終更新:2013/08/09)

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