お腹でふくらむチョコ チアチョコリッチ
2008年04月03日 06:30
「Garbage Shot」第八十七回。今回は自宅で使っているパソコンのデスクトップ画面になぜかブックマークが置いてあった『お腹でふくらむチョコ チアチョコリッチ』を紹介。チョコレートか何かの特集記事の作成の際に、あるいは前回の『スペシャルK チャレンジパック 471g』つながりで調べたのかもしれないが、どうも記憶にない。ともあれ再確認できたのも何かの縁だろうということで注文し、先日到着。
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チアチョコリッチ。100個ほどが袋詰めになっている。
そもそも「チアチョコリッチ」とは何なのか。説明によると「チアシード」とは「チア」というしそ科ミント系サルビアの植物の種。その「チアシード」が入っているチョコレート菓子が「チアチョコリッチ」なのだという。このチアシードなる種、元々は小さい楕円形をしたもので、大きさは直径1ミリ程度。プロテインと油分と食物繊維が主成分(当然毒性成分は無い)。主にアルゼンチンやメキシコなどの南米を原産地としている。
そしてチアシードの最大の特徴は水を大量に吸収して大きくなること(商品紹介ページでは約30倍とある)。さらに水分を吸った際に種の周りにゼラチン状の物質が出来る。つまりチアシードを含んだ食品を食べることで「体積が大きくなる特徴を活かし、お腹の中でふくらませることで、満腹感を得られる」というあん配だ。昔大流行したという、こんにゃくの粉を基にしたダイエット食品も「水分を吸収してお腹の中でふくらむ」ことをセールスポイントとしているが、それと似たようなものだろう。
「チアチョコリッチ」はチアシードを含んだ玄米パフに、カカオ分70%のチョコレートをかけたパフ系ダイエット用チョコレート菓子。チョコレートとダイエットは相反するように思えるが、ともかくそんな感じ。
スペック的には15×15×30ミリ程度の直方体。重さは約2グラム。一つ一つがビニール袋に梱包されており持ち運びは便利。カロリーは1つ25.5キロカロリー。
中身を取り出してみる。一つ一つがビニールに梱包されている。
一つ割って断面を見てみる。玄米パフとは別の、弾力のある「玉」があるが、それがおそらくチアシードなのだろう
断面を見てもらえばお分かりの通り、中もごく普通のパフ系チョコ菓子。以前紹介した【大樹の小枝】のもう少しチョコが少なくちょっとだけ苦味があり、パフのさくさく感が強い味わい、あるいは【ブラックサンダー】のパフ強化版と表現すれば分かるだろうか。普通のチョコレート菓子としては何の問題もなくおいしくいただける。
問題の「チアシードの膨張」による満腹感だが、正直少々なめていた。「30倍に膨らむといっても玄米のパフもあるし、このチョコそのものが30本分の体積になるわけでもないし……」とひとりごちながら2本ほどお茶と共に口にした。
しばらくは「やっぱり問題ないよね」と思っていたのだが、10分くらい経過したところで「?」が頭に浮かぶ。妙にお腹に張りを感じるのだ。妊娠か? という一人ぼけと一人突っ込みはともかく、ご飯をたらふく食べたときのようなお腹の充足感(正確にいうとそれとは少々異なり、水、またはそれに近いもので胃が満たされたような感覚)が海辺の潮が満ちていくかのごとく、たたみかけるように襲来する。
レントゲンを撮るなり解腹手術をするなり胃カメラを飲むわけにはいかないのでお腹の中がどうなっているのかを確かめるすべはないが、「満腹~♪お腹でぷっくりふくらむチョコレート」のコピーは伊達じゃないと実感できるだけのものはあった。しかもこれがすぐにしぼむのではなく、一定時間継続するのだから二度驚き。
説明によると食前や空腹時に牛乳やコーヒー、紅茶などの水分と一緒に1~3個、一日10個を目安に食べるようにとあるが、この「ふくらむ感覚」を知らずにパクパク食べると冗談抜きでエラいことになるのは必死。もし食べる機会がある場合でも、最初は1個、よくて2個食べて満腹感を実際に体験し、量を調整するようにしてほしい。
体重を減らしてスリムになりたいのなら、その目的を達するために強固な意志を持たねばいけないのは世の常だが、「お腹が減った時の誘惑には勝てなくて」と頭を抱えている人もいるはず。そんな時にこれを口にすれば確かにそのジレンマからは逃れられる可能性がある。「ダイエットをしたいけど満腹感が無いとイヤだな」と考えている人には要チェックなアイテムなのかもしれない。
(最終更新:2013/09/01)
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