カレーなポータルサイト「カレーファン」

「カレーファン」ではカレーに関するあらゆる情報(商品情報、お店情報、個人の口コミ、まめ知識など）を掲載。芸人による動画レポートやカレーブログなど他では類をみないコンテンツをセールスポイントとし、日本一のカレーポータルサイトを目指すとしている。

具体的なコンテンツは次の通り。

カレー好きの当方(不破)としては半ば「しまった、先を越されたか」という多少口惜しい思いと「どんなに素敵なカレーパラダイスを提供してくれるのだろうか」という期待に胸弾ませる気持ちが半々の中、サイトを一通り見てみたが、立ち上げた直後ということもあり「日本一のカレーポータルサイト」と呼ばれるには先は長い感が見受けられた。

むしろ本編より
充実しているように見える
ショッピングサイト

トップページはニュースやブログの一覧は非常に便利なものの(RSSか何かで「カレー」を検索キーワードとして取得しているのだろう)、商品宣伝用のカレー写真以外は「カレーのポータルサイト」という雰囲気があまり感じられない。その一覧も詳細ページを見ると、表示の工夫が今ひとつ。セールスポイントの一つであるはずの「まめ知識」「お店情報」は選択肢が別々なものの実質的に「コミュニティ」と同じページへのリンクでしかないなど、準備不足感は否めない。むしろ本来ならサブ的要素であるはずの【オンラインショッピング用サイト】の方が充実しているくらい。

たとえばカレーの歴史、日本国内でのカレーの普及の経緯、各国のカレーの食べられ方と食文化との係わり合いといった読み物的なもので一つのサイトが作れるほど、カレーの世界は奥深い。【海上自衛隊のご自慢レシピ200品目、毎週2回・2年かけて公開】にもあるように、海上自衛隊ではレシピサイトでカレー専用のカテゴリーを設けるほど注力しているのだから、それにスポットライトを充ててもよい。北海道のホワイトカレーや、カレー系ファストフード、さらには牛どん屋で展開されているカレーメニューなど、カレーの世界はまさにブラックホール並みの奥深さを誇っている。

逆に考えれば「カレーのポータルサイト」を構築しようとするのなら、ネタは尽きることなく提供できるということでもある。ブログパーツを提供したり、カレーに関する定期的アンケートを実施してカレー愛好家の想いを数値化するのもありだろう。

まだまだ発展途上にある「カレーファン」。今後飛躍的に発展し、真の「日本一のカレーポータルサイト」に「カレー」ならぬ「華麗」な変身を遂げてほしいものだ。

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(最終更新:2013/08/09)