【更新】マイクロソフトのLive Search(ライブサーチ)地図検索ベータ版で3D表示機能搭載
2008年04月12日 12:00
マイクロソフトは4月11日、【Live Search(ライブサーチ)地図検索ベータ版】において立体的に地図を表示する3D表示機能を日本でも提供すると発表した。現状では3D地図表示地域は東京中心部だが、今後は各大都市や観光都市に拡大していく予定。3D表示機能の搭載は2006年10月からアメリカで提供を開始しており、日本での提供は6か国目、アジア地域では初めてとなる([発表リリース])。
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3D表示機能を使って東京駅の駅舎周辺をチェック
Live Search地図検索は利用者が必要とする場所や地域に関する情報を、地図や航空写真などで視覚的に提供する地域情報検索サービス。3D機能が搭載されたことで、必要とする場所を立体的な地図で確認することができるため、高さ情報や目的地域・場所の近辺状況を視覚的・立体的に確認でき、ユーザーが擬似的に目的地域・場所を「体感」し、さらに深い情報を得ることが可能となる。
3D機能を使うには事前にVirtual Earthのインストールが必要(選択時にインストールするかをたずねてくる)。この3D機能の搭載によりLive Search地図検索では次の機能が追加されることになる。
・Live Search 地図検索3D……ブラウザ上で3D地図を確認できる
・Live Search 地図検索3Dツアー……ピンを立てた地点間を3D画像上で移動できる。WMV形式で保存も可能。
写真撮影もかねてLive Search 地図検索3Dを起動し、あちこちを「散策」してみたのだが、確かにポリゴンで形成されたビルをはじめとする建築物による表示は、現地の状況を把握しやすい。行ったことのある場所では「ああ、あそこだな」というのが一発で分かり、非常に便利なものだと実感できる。
秋葉原周辺。残念ながら現時点ではごく一部しか3Dデータ化されていないもよう
東京駅をやや斜め上から見た図(上)と、東京タワーとその周辺のようす(下)。3Dデータが入力されていない部分は平坦な地図のみが表示される。
ただし現状ではリリースにもあるように「東京の一部地域」しかデータとして反映されていない他、Virtual Earthと連動させることで(あるいはVirtual Earthそのものが)相当パソコン本体に負荷をかけているようで、ポリゴン形成の計算や表示にかなりの時間がかかり、1場面の表示に数分の時間を要するなど「さくさくと地図上を徘徊する」ことはかなわなかった。
高性能なマシン上で、という前提条件なら「擬似3D世界の都内見物」を楽しめることだろう。また今後データの収録範囲が広がれば、自宅にいながら観光地の散策もできるに違いない。
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