●相場に合わせて配信する「日替わり相場格言」

まず一つ目はあの「オール投資」を出版している東洋経済社が提供しているブログパーツ【日替わり相場格言】。サイトリニューアルを記念して毎月新しい経済・投資関連ブログパーツを提供しているが、それはその中の一つ。土日は相場がお休みということで格言の更新もお休み。平日に毎日1件ずつ新しい格言が配信される(配信予定のメルマガのライバルになる予感(笑))。掛け軸調の落ち着いたデザインのブログパーツで、解説ボタンを押せばその格言の詳細も表示される。

登録作業などは必要なく、提供されているHTMLタグを好きなところに貼り付けるだけ(利用規約は熟読のこと)。落ち着いた雰囲気の投資系ブログに合うことだろう。

●明日の相場は曇りのち晴れ!?「相場天気予報」

もう一つはやはり東洋経済社提供の【相場天気予報】。会社四季報の過去の10年以上の株価変動データを元に、前営業日と比べて値上がりするか値下がりするかの確率・騰落率の平均を算出し、それをお天気に当てはめたとのこと。例えば「快晴」の場合は前日比の株価の値上がり率平均が際立って高い、「雨」は前日に比べて株価が値上がりする確率が34～50％という具合。

仮にこのブログパーツが来年以降も継続して提供されるとすれば、来年配信データには今年の株価データも反映されるはずなので、図らずしも「過去のデータから近未来を予想し、出た結果をデータに蓄積してさらなる未来の予想精度を高める」という【ベイズ理論】を実践することになる。また「節分天井彼岸底」という格言に代表されるように、季節やイベント、月毎で相場が毎年似たような動きを示す場合も多い。

もちろん年毎の出来事による影響も大きいのだが、毎年定例のイベント(例えば年度末決算や、年末は機関投資家が手仕舞いしやすい)はたいていの場合ルーチンワークとして起きるし、何よりも多くの投資家がそれらを(先の格言などで)知っており、それに対応した売買をする可能性も十分考えられる。単なる可能性としてではなく、「傾向」としてみるだけの価値はあるといえよう。

【トリガー記事:ブログパーツをさがせ】