松下電器が2割節水できる新型洗濯機を開発・水の循環見直しで

2008年04月04日 06:30

「NA-FR80S1」「FR70S1」イメージ【松下電器産業(6752)】は4月3日、「節水循環システム」を新たに採用することで、従来自社商品よりも約20%節水ができる縦型洗濯乾燥機「NA-FR80S1」「FR70S1」を開発、5月15日から発売すると発表した。オープン価格。月産台数は5000台(【発表リリース】)。

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「節水循環システム」を採用した「NA-FR80S1」(左)と「FR70S1」(右)
「節水循環システム」を採用した「NA-FR80S1」(左)と「FR70S1」(右)

洗濯機の購入の際に求められるポイントとして、「汚れ落ち」はもちろん「省エネ」「静音」などのほか、最近では「節水性」を重視する人が増えているという。しかし従来の縦型洗濯機ではその構造上、使う水の量が多いことが課題となっていた。

今回発表された新型洗濯機では、洗濯槽の構造を見直し、独自の遠心力技術を進化させることで水の効率よい循環を実現。具体的には内槽の回転や内槽底に新たに循環用の羽を採用、水の経路を2本に増やし、循環経路の開始位置も従来品より低いものにした。


節水循環システムの仕組み
節水循環システムの仕組み

この「節水循環システム」の導入で20%の節水が可能となった。そしてこの節水により、7年間で64トンの水の節約と、37キログラムの二酸化炭素排出量の削減が果たせることになる。

節水面以外では「節水パワージェット泡洗浄」機能や制振材(ハードファイバーボード)のなどの導入で、高い洗浄力と低騒音が実現したという。

なお今回発表された二機種の違いは洗濯量の違いによるもの。大きさは同じだがNA-FR80S1の方が洗濯量・乾燥量共に大きめとなっている。

テレビや冷蔵庫、電子レンジ、エアコン同様に、洗濯機は買いかえる機会のほとんどない家電商品といえる。少々性能が良いものが出たからといってすぐに飛びつくことは無い。逆にいえば引越しや従来品の老朽化などで買い替えの機会をうかがっていた人には、今回発表の節水型洗濯機「NA-FR80S1」「FR70S1」は、良いタイミングかもしれない。

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