中身が空っぽ……!?なデスクトップパソコン
2008年03月31日 08:00
ノートパソコンと比べてデスクトップパソコンは本体上の自由度が高く、自作パソコンとばかりにさまざまなパソコンケース(筐体)を用いる場合がある。日本では「萌え」や「メイドさん」をテーマにした筐体のパソコンが発売されて話題を呼んだが、シンプルに驚かせてくれるパソコンの筐体を見つけることができた。【Ubergizmo】で紹介されていた【イリュージョンPC(Illusion PC)】がそれだ。
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Illusion PC
筐体の大きさは一辺が8.25インチ(21センチ)のほぼ立方体。メインボードはMini-ITXでMatrix Orbital MX222、DVD-RWなどを搭載。オプションで6インチのTFT液晶をつけることができる(上記写真の右側に見える部分)。ここまではごく普通の、少々変わった形の筐体に過ぎないのだが、注目すべきは正面の見た目。
筐体の内部中央に立方体の飾りがついた箱が中に浮かび、中身がほぼ空っぽのように見える。「あれ? パソコンとしてちゃんと稼動しているのに中身がない?? 」「筐体の側面部分にべったりと基盤がへばりついているのでは?」と思われるかもしれない。
しかし実際にはこの通り。
Illusion PC内部。基盤や配線、ハードディスクがぎっしりと詰まっている。
もろ「ネタばれ」な写真
要は手品の道具などと同じように、「空っぽに見える面」には「く」の字型に曲げた鏡が取り付けてあり、筐体の中身が空洞に見えるようなトリックが仕掛けられてあるだけの話。
元記事では「イリュージョンPC」はユーザーの個性やライフスタイル、室内の雰囲気に合わせてパソコンの筐体を変えられる自由さを象徴するアイテムのひとつだ、と説明している(もっとも別の部分で「パソコン筐体は退屈で一辺倒なものばかりだから、たまには変わったものもよいだろうし、ニーズもあるだろう」という、受け狙い的なところも認めている)。また「中身が空っぽ、飾り箱のように見える」ことから、味気ない普通のパソコン筐体と比べて非常におしゃれだとし、美的感覚にも訴えている。
仕組みそのものはそれほど難しくないように見える。いわば「イリュージョンPC」はアイディア勝負のアイテムといえるだろう。実用性はともかく、センスの面では非常に優秀なものであるのも事実。「これなら欲しいかも」と思う人も一人や二人はいるかもしれない。
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