本物の「チョコレート工場」の幻想的なイースター準備態勢
2008年03月24日 06:30
多くの人にとって素敵な時を過ごさせてくれるチョコレートは、魔法のアイテムに他ならない。その魔法のアイテムを続々世に送り出すチョコレートの工場は、きっと神秘的な魔力に満ちあふれた魅力的な場所なのだろう。【オランダ・アムステルダムで「チョコレート工場」のテーマパーク建設へ】でも紹介した、映画『チャーリーとチョコレート工場』も、子どものそんな夢をストーリーにしたものだ。先日の【DailyMail】では魔法使いこそ出でこないものの、夢のような本物の「チョコレート工場」がイースタを控えフル活動しているようすが掲載されていた。
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たくさんの手が伸び、チョコレートの鋳型を固定している。
たくさんのチョコレートを創造しているのは、チョコレートの有名なブランド【Willy Wonka】社のThorntons工場。イースターをひかえ、お馴染みの「イースターエッグ」型チョコがフル生産の状態にあるところが映し出されている。
だいだい色の正方形の「鋳型(いがた)」には液体のチョコレートが注入され、磁石(白い点々の部分)で両面を固定される。そしてぐるぐると機械で回転させられ、片寄りがないようにしながら固められる。この阿修羅のように多数の手が出ている機械は40枚の鋳型を一度に支えることができるという。
成型されたイースタのチョコレートを検品中。巨大なチョコボールのように見える。チョコレート好きには夢のような職場かもしれない(目の前にして食べられないから、ある意味地獄だろうが(笑))
この機械が5つ工場内には設置されていて、1日に1万個もの「イースターエッグなチョコレート」を生産できるという。またフル生産を行なうことで11月から翌年の3月までにかけてさまざまなサイズのイースターエッグチョコをあわせて1050万個ものを作れるが※、70%は復活祭(イースター)の3日前で売り切れるそうだ。まさにイースターはかきいれどき。
※原文通り。
第一印象としては「ちょっと変わった蚕工場」か「チョコボール工場の巨大版」のようにも見える。多くの子どもたちが待ち望んでいる、イースターのごちそうチョコを日々黙々と作っている工場の人たちの苦労がしのばれる(元記事の写真説明文には「お腹がすいちゃうお仕事」とまである)。また、じっと眺めているだけでチョコレート特有のあの甘い香りがただよってくるような錯覚におちいるから、不思議なものだ。
(最終更新:2013/09/07)
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