【更新】お風呂の中でもケータイと一緒な人、意外に多いんです
2008年03月18日 08:00
セガは3月17日、お風呂における携帯電話の利用実態に関する調査結果を発表した。それによると調査対象の4割強が「お風呂で携帯電話を使ったことがある」と答え、そのうち約3割が「携帯電話で音楽を聴く」と回答していることが明らかになった。「携帯電話は肌身離さず一心同体」という言い回しがあるが、まさにその言葉を地でいく人が多いことが分かる([発表リリース])。
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今調査は携帯電話専用の無料フルコーラス・カラオケサイト【ヒトカラ】上で2007年11月29日から12月25日に実施されたもの。有効回答数は1万6260名。男女比は38.8対61.2。年齢構成比は10代が51.8%と過半数を占め、20代が25.4%、30代が15.7%など。無料携帯カラオケサイトでのデータ取得なので、携帯カラオケに理解を持つ・常日頃利用している人が多いことを前提にデータを見る必要がある。
調査結果によると、全体では実に41.2%が「お風呂で携帯電話を使ったことがある」と答えている。
「お風呂で携帯電話を使ったことがあるか」
特に10代では男女共に過半数を超える結果が出ている。データ取得元の特性事情はあるが、「二人に一人がお風呂でケータイ」という状況はなかなか豪快なようにも見える。
「お風呂の中にまで携帯電話を持ち込んで、何をしているのだろう」と疑問に思う人もいるだろう。用途について尋ねたところ、やはり「メール」という回答がもっとも多く3割近くを占めている。
■お風呂の中で携帯電話を何に使ったか
1.メール……29.3%
2.音楽を聴く……28.4%
3.ゲームをする……11.9%
4.電話をする……9.0%
「メール」以外にはアンケート取得元が「ヒトカラ」だからというのもあるのだろうが、「音楽を聴く」という答えが多く、ほぼ同数の3割近くに達している。ゲームや電話はやや少ないがそれでも1割前後がお風呂の中での利用用途に挙げている。
完全防水・水の中でも安心という性能を誇る機種でない限り、携帯電話の防水機能はたかがしれたもの。何もせずにそのままお風呂に持ち込んでメールをしたり音楽を聴いていたのでは、あっというまに痛んでしまう。一方、最近では『携帯電話専用防水ケース Mobile Pack WP-C20』などのように「お風呂の中でも安心して携帯電話を使うための装備品」が色々用意されているようだが、それらが実際に使われている姿はあまり想像しがたい。
ただし「携帯電話は無二の友達」「少しの時間でも手元から離れていると心配」「ちょっとした空きの時間を携帯電話の機能で楽しみたい」というライフスタイルを持つ人が増えているのは事実。素早く飛びつき飽きっぽい、じっとしている・何も無い時間が怖いと考えることもできる。それはつまり「比較的長い時間、ただ湯につかるだけのお風呂の中で携帯電話を操作できないのはイヤだ」というニーズに結びつくのだろう。4割もの賛同者がいるのも納得できる。
仮に「完全お風呂対応ケータイ」なるものが出来たら、多くの人のハートを捕らえることができるのだろうか。例え防水機能は万全でも、お風呂という閉じられた空間の中で、いかに電波を通すのかにも焦点が集まるのかもしれない。
(最終更新:2013/09/07)
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