日本でのエビアンの販売、カルピスから伊藤園へ
2008年03月15日 12:00
>【味の素(2802)】の子会社カルピスは3月14日、同社が日本国内で独占販売してきたナチュラルミネラルウォーター『エビアン』について、本家ダノングループとの販売契約を解除し、4月13日で販売を終了することを発表した。今後日本国内での「エビアン」の発売は、【伊藤園(2593)】が独占して行なうことになる(【カルピス・リリース】【伊藤園・リリース(PDF)】)。
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エビアン。販売元が変わるだけで質はそのまま。ご安心を
多くの国で販売され中硬水ミネラルウォーターの代表的な存在として知られている「エビアン」。日本では1987年にカルピスが独占販売件を取得。2000年4月には輸入販売などを一括して行なう会社「カルピス伊藤忠ミネラルウォーター」をカルピス・【伊藤忠商事(8001)】味の素三社の共同出資で設立し、事業拡大に励んできた。
しかしカルピス社の経営方針の変更(国内外の「カルピス」などの既存ブランドや健康を基軸とした付加価値型商品の強化・育成に注力)により、「エビアン」ブランドに関するビジョンが販売元のダノングループの間でずれを見せるようになり、今回カルピス側意向による契約終了となった。今後は4月14日に伊藤園と伊藤忠商事が合弁会社を設立、その会社が独占販売権の元に「エビアン」事業を展開することになる。
日本での愛飲者にとっては、販売元が変わるだけで中身に変化が生じるわけではない。販売元の変更から、お店での販売場所(置かれる場所)が変わるかもしれない。しかしあの「エビアン」のこと、ほどなくすぐに目に留まる場所を占めるようになるはずだ。
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(最終更新:2013/09/07)
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