ゲームソフトランキング更新、江戸時代の息使いを体感できるゲームがトップに

2008年03月17日 06:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した3月3日~3月9日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのはセガの新作『龍が如く 見参!』だった。「龍が如く」というとセガ発の3Dシミュレーション・アドベンチャーゲームとしては、かの『シェンムー』のあとを継ぐものとして、現代の繁華街での抗争などを描いた良作で名を知られている。今回発売された『見参!』は基本システムはほぼ変えず(というより進歩している)、時代設定を現代から17世紀初頭の京の都に移し、繁華街ではなく祇園を舞台にした物語が展開される。江戸当時の庶民の生活風景や、古都京都の景色も堪能できるという一挙両得な出来。発売初週ではあるが、購入者からのリアクションもきわめて良好。プレイステーション3でのゲームということでハード流通量の問題もあるが、次週も良好なスコアを確保できるだろう。

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第二位には、今週は『龍が如く!』にポジション奪還作戦を阻まれる形で二位に甘んじた『大乱闘スマッシュブラザーズX』が。今週も、いまだに単週で5万本以上を売り上げる化け物級タイトルであることを実証してくれた。ここしばらくは「格闘系ゲームを買うならスマブラ」というお勧めは変わらないだろう。

第三位も前回と変わらず『Wii Fit』がランクイン。健康食品や一般のお菓子でもそろそろ特定健診への備え的な商品の展開が始まっている。テレビや新聞などでも「Wii Fitを使ってメタボ対策」なる特集も組まれることだろう。実際手元に「Wii Fit」があっても、継続して鍛錬するのは難しい(ほかの運動と同じで長続きしない)という話もある。せっかく遊びながら運動できるのだから、家族みんなでトライしてほしいものだ。

第四位には前回トップから落ちる形で『ガンダム無双Special』が。評価は前回初週から変わらないが、プレイステーション2しか保有していないユーザーからそれなりに好印象な意見が寄せられるようになったのは幸いなところ。やはり最初にプレイステーション3版を見てしまうと、「劣化」が際立って見えてしまうようだ。

今回計測週はやはり『龍が如く 見参!』が際立っていた。対象となるプレイヤーがある程度絞られるためいま一つメジャーにはなりにくいが、それなりにセールスを伸ばし、しかも評価も高い。製作費との兼ね合いもあるだろうが、このような「ヒット級タイトル」が続々登場してくれれば、ゲーム業界はもっと活性化することだろう。


(最終更新:2013/08/16)

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