【更新】薄型テレビは「一家に一台」の時代に突入
2008年03月07日 06:30
C-NEWSは3月6日、薄型テレビの購買行動や各メーカーに対するイメージに関する調査結果の一部を公表した。それによると有機ELテレビに代表されるような薄型のテレビについて、すでに7割以上の人が一台を所有し、2割が二台所有と答えていることが明らかになった。すでに薄型テレビは「一家に一台(以上)」の時代に突入しているようである([発表ページ])。
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今調査は2月22日と23日にネット経由で行われたもので、有効回答数は1000名。男女比は1対1で年齢階層比は20代・30代・40代・50歳以上以上でそれぞれに均等割り当て。なお今件における「薄型テレビ」とは液晶テレビ、プラズマテレビ、プロジェクションテレビやリアプロジェクションテレビ、有機ELテレビなどの総称と定義されている。
現在自宅にテレビが合計で何台あるか、そのうち薄型テレビが何台あるかについて尋ねたところ、テレビそのものは「二台以上」が75%、薄型テレビは「一台」が72%という回答となった。
テレビ、薄型テレビの台数
「一家に数台」
薄型テレビが
「一家に一台」
の時代に
回答(選択肢)に「ゼロ」が無いあたり、テレビ、さらには薄型テレビがすでにある程度普及していると想定した上での設問であり、特に後者においてはやや疑問が残る。とはいえ、「テレビは一家に一台」だった時代はとうの昔に過ぎ去り、今や「薄型テレビは一家に一台」の時代が到来していることを実感させる内容ともいえる。
また、通常のテレビはすでに「一家に数台」の時代に突入しているという結果が出ているが、この「テレビ」にはテレビチューナー内蔵のパソコンや、ワンセグ利用の携帯電話は含まれていない。これらの、特に携帯電話を使ったテレビ視聴の機会が最近増えている状況を考慮すると、「テレビ」そのものは2~3台どころかそれ以上、家庭に散乱していることが容易に想像できる。
なお場所を取らず持ち運びに便利で画質も良好な、現在テレビ本体ではトレンドになりつつある「薄型テレビ」については、「価格」「タイプ」が重視され、【シャープ(6753)】の『アクオス』が独走状態を続けているという。元々シャープは「液晶のシャープ」と呼ばれるがごとく、液晶技術には他社に負けない優れたものを有している。その技術を活かす形で、薄型テレビのシェアを確実に維持拡大し、確固たる地位を占めている。
「薄型」「省電力」などメリットの多い液晶分野に強いシャープは、携帯電話や薄型テレビなど昨今のデジタル系家電で消費者に対するブランドイメージをますます強くしつつあるようだ。
(最終更新:2013/09/07)
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