【更新】「らき☆すた」の柊一家が鷲宮町民に・特別住民票交付へ

2008年03月04日 08:00

「らき☆すた」特別住民票イメージ埼玉県鷲宮町は3月3日、四コマ漫画原作でアニメ放送も行なわれ、先日ゲームも発売された、女子高生たちの「ゆる~い」普段の学生生活を描いた漫画『らき☆すた』において、主要キャラクタの柊(ひいらぎ)かがみ・つかさとその家族が住んでいると設定されていることから、同家族を「住民登録」し、「らき☆すた」特別住民票を発行、有償で交付すると発表した(【発表リリース】)。4月7日から鷲宮町役場住民課で窓口頒布のみで行われ、1枚300円。1万枚の限定発行で無くなり次第終了となる。

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『らき☆すた』は元々角川書店のコンプティーク誌など各誌で連載中の四コマ漫画。多少実名とは変えているが、埼玉県の春日部共栄高校(作者の美水かがみ氏の出身校でもある)をモデルにした高校に通う4人の女子高生を主人公にしたほのぼの・「あるある」系学園ドラマ風のストーリーが展開される。当初はコンプティークのみの掲載だったが次第に掲載紙も多誌に渡るようになり、ドラマCDやニンテンドーDS用のゲームが相次いで発売。さらに2007年4月から9月にかけてテレビアニメ化され、プレイステーション2用のソフトも発売された(らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭)。

主人公の柊かがみ・つかさ姉妹が「埼玉県鷲宮町にある鷲宮神社(がモデルとされる神社)の神主が父親」という設定だったことなどから、埼玉県鷲宮町の鷲宮商工会議所では積極的な商品展開を模索。「桐材による絵馬ストラップ」の販売を実施。これをきっかけに鷲宮町や、同じく主人公の泉こなたが住む幸手市などで、同アニメ・漫画とのタイアップによる「町興し」が相次いで行なわれるようになった。最近では幸手市が市内共通商品券として『らき☆すた』のキャラクタを用いたタイプの発売を発表している(【発表ページ】)。

「らき☆すた」特別住民票イメージ今回発行される特別住民票は柊かがみ、つかさ姉妹および姉2人、父母を「鷲宮町鷲宮1丁目8番6号-1」(架空の住所)に登録し、A4判のカラー印刷(オリジナルイラスト付き)をしたものに専用クリアケースをつけて「住民票として交付」するもの。絵のタッチは原作ではなくアニメのものを用いている。

4月7日月曜の朝8時半から鷲宮町役場住民課(窓口頒布のみ)での交付を予定しているが(閉庁は17時15分)、郵送などによる申し込みや発送は受け付けていない。また、混雑が予想されるため、交付式・ファンへの先行特別交付イベントを4月5日か6日に予定しているという。[一部報道]では「鷲宮神社の入り口にある『大酉茶屋わしのみや』で4000通限定の先行交付も実施する予定」と報じている

有名になった動物を名誉市民として住民登録したり、あるいはアニメキャラを特別住民として登録するのはよくある話。鷲宮町にほど近い春日部市で、「クレヨンしんちゃん」の野原一家を特別住民登録しているのが有名(【クレヨンしんちゃん一家、春日部市に住民登録へ(ZAKZAK)】)。

原作漫画が続いているものの、いまだにアニメ放送が続いている「クレヨンしんちゃん」と異なり、すでにアニメが終了している「らき☆すた」。どこまで人気で町興しを引っ張れるのか、あるいは放送云々を別としてイメージキャラクタとして末永く定着させることができるのか、注目したいところである。


■関連記事:
【鷲宮町や幸手市が「らき☆すた」で街おこし】


(最終更新:2013/09/07)

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