駅そばも缶で食べる時代に・JR東日本のキオスクなどで「駅そば風味」発売
2008年03月05日 06:30
【株式会社UMAI】は3月4日、缶タイプのめん類こと「らーめん缶」「うどん缶」に続くシリーズとして、JR東日本リテールネットやフジタカと共同し、新商品「そば缶 駅そば風味(関東版・関西版)」を開発、3月4日から【JR東日本(9020)】管内のキオスクやNEWDAYS(駅構内のコンビニ)で発売すると発表した(【発表リリース】)。価格は双方とも300円(税込み)。
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そば缶 駅そば風味(関東版・関西版)
「らーめん缶」は新宿など都内で営業している人気ラーメン店「麺屋武蔵」の山田雄氏が 2004年の新潟県中越地震の中で炊き出しを行った際、「水も火もない状況でも、被災者が楽しめるラーメンがあれば」との思いから、UMAIと共に開発した物。 その手軽さや自動販売機でラーメンが買えるという珍しさなどから、秋葉原を皮切りに 全国の自動販売機・コンビニなどで人気となり、各メディアでも取り上げられた。今ではさまざまなタイプのめん類が発売されている。
今回発売される「駅そば風味(関東版・関西版)」のこんにゃく麺は通常の「らーめん缶」とは異なり、「そば」らしさを演出するために色がつけてある。しかし着色料を使ったのではなく、海草粉を使用しているという。
関東・関西のめん類で気になるのは「つゆ」の味。「駅そば風味」では関東版と関西版の「つゆ」を次のように味付けしている。
関東版……ベースに乾燥椎茸、昆布混合のだしと、キリッとした濃口醤油でコクと透明感のある仕上り
関西版……はかつおベースに煮干し、乾燥椎茸混合のだしを効かせ、特徴的な薄口醤油をつかった優しくまろやかな味わい
「駅そば」というと駅のホームや構内の売店で提供され、特に通勤・帰宅時にサラリーマンなどが大挙して押し寄せ、短時間で食事をとるために利用する、いわば日本の「働くサラリーマン」の象徴でもあった。今回発売された「そば缶」は機動性ではこれまでの「駅そば」よりも優れているのは明らか。今後駅のホームのあちこちで、缶を片手にずるずるとそばを食べるサラリーマンの姿をみかけるようになるかもしれない。
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