目白学園で「Edy機能付き学生証」発行・ますます広がる電子マネーと学生証のコラボ

2008年03月20日 08:00

電子マネーイメージ電子マネーEdyを発行・運営するビットワレットは3月19日、目白大学内における学園生活利便性を向上するため、同学園キャンパス内においてEdy機能を搭載した新しい学生証・教職員証(合計で約6000枚)を稼動させることを明らかにした。キャンパス内における完全キャッシュレスを目指す(【発表リリース】)。

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新宿キャンパス内での利用の概念図
新宿キャンパス内での利用の概念図

Edy機能導入の新学生証・教職員証によって、次のようなことが実現される。

・授業の出欠管理・入退室管理
 ……教室内の端末にタッチするだけで出欠管理。
・キャンパス内“完全”キャッシュレス
 ……学食、売店、各種証明書発行などの決済をEdy利用で行なえる。


なお学生証でなく、それぞれ個人がすでに持っているEdyカードやおサイフケータイを利用することもできるし、逆に新学生証を使って全国のEdy加盟店で支払いをすることも可能。将来的には目白学園内では現金利用を取りやめ、電子マネーのみが使えるようにする予定だという。

先に【「代返も無理」!? 明大生3万人にSuicaな学生証発行、授業の出欠もチェック】でお伝えしたように、明治大学ではSuica機能を搭載した学生証の発行を決めている。大学や学園はひとつのミニ社会・共同体であり、電子マネーの包括利用の実験の場としては色々な点で都合が良い。同時に「一度に多くの利用者を囲い込める」「各学生が卒業したあとも同じ電子マネーを使う可能性が高く、将来の顧客確保にもつながる」など、電子マネー運用側にはメリットが大きい。もちろん大学側も利便性の向上など、学生へのアピール度は高い。

今後、大学や企業など、多くの人が集まる場所において、電子マネーをまとめて導入する手法があちこちで見かけられるようなるに違いない。カードのみで決済し、小銭などが要らないシーンを想像すると、まるで未来都市の情景を先取りしてかいま見ているようで、非常に興味深く、心弾む気分にさせられるだろう。


(最終更新:2013/08/10)

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