【更新】吉野家の牛丼、頼み方は72種類
2008年03月25日 08:00
先日ようやく24時間販売体制に移行した[吉野家(9861)]の牛丼。「安くて早くて美味しい」と某アニメの主人公も踊りながら絶賛するなど、今やカレーなどと並び国民食の座を占めつつある牛丼の筆頭にあるこの「吉野家の牛丼」が、実は「基本的なもの」でも72通りもあることが[日経WagaMaga]にて指摘されていた。タイトルを目にした時は「そんなバカな」とも感じたが、本文を読み通すと「なるほど」というものだった。
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吉野家公式サイトの「牛丼メニュー」
上記写真にもあるように、吉野家店内のお品書きには「並盛」「大盛」「特盛」のみ。今や誰もが知っている「汁を多めに入れる'つゆだく'」ですら、公式メニューでは見つけることが出来ない。元記事の分析によると、「72種類」は次のように導き出される。
まず、具の部分だけを多くする注文方法で「アタマの大盛」「アタマの特盛り」というのがある。これは常連客だけが知っている頼み方とのこと。これで「並盛」「大盛」「特盛」とあわせて通常は5種類が基本だという。さらに具の「たまねぎ」の部分だけを調整してもらう「ねぎだく(多い)」「ねぎ普通」「ねぎ少なめ(ねぎ抜き)」の調整があり、おなじみの「つゆだく」などの汁調整「多い」「普通」「少なめ」があることで、
となる。さらにこの他に、具の部分はそのままでご飯の量を少なめにした「ご飯小」も基本メニューにある。この場合、「アタマの~」部分は該当しないので「ご飯小で(具は)並盛」「ご飯小で大盛」「ご飯小で特盛」の3パターンのみ。こちらもたまねぎとつゆの調整ができるから、
となる。よって合計
が、吉野家における牛丼メニューの基本なのだという。たとえば「アタマの大盛・ねぎだく・つゆだくだく」といった感じだ。
言われて見れば確かになるほど、という内容だが、これが元記事にあるようにさまざまな経歴を持つ専門家・大学教授の言になると権威ある内容に読めるから不思議なものだ。
さて同じ「WagaMama」の[別記事]によると、さらに食のプロが集まる築地市場内店舗(吉野家第一号店)では、他店舗では聞きなれない注文方法があるという。
・トロ抜き……肉の脂身部分をのぞく
・あつしろ……炊き上がり直後のご飯を使う
・つめしろ……冷たいご飯を使う
・つゆちょいだく、ねぎちょいだく……つゆやねぎをちょっとだけ増やす
・つゆだくだく、ねぎだくだく……つゆやねぎを「だく」以上に増やす
「つゆちょいだく」「つゆだくだく」などは他店舗でも通用しそうだが、元記事曰く「イレギュラーな注文の場合もあるので通じない可能性もあり、もしそうでもなればバツが悪い。通ぶることなく普通の日本語'ちょっと多め''かなり多め'と伝えたほうが良い」とのこと。確かに玄人のふりをして格好付けて、相手のリアクションが無いときほど心が寂しくなることはない。
ともあれ【吉野家の牛丼と24時間いつでも会える幸せ】にもあるように、いつ吉野家に足を運んでも牛丼を注文することができるようになったのは嬉しいお話。72種類のパターンすべてを試して、とまでは言わないが、胃加減や空腹度などと相談し、自分の食欲と好みにあったオーダーを見つけてみよう。
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