16万8540キロカロリーのイースターエッグ

2008年03月12日 12:30

イースターエッグチョコイメージ3月後半、あるいは4月後半に行なわれる復活祭(イースター)はキリスト教における大きなお祝いの一つ。一定期間禁じられていた肉や乳製品、卵などが解禁になるため大いにこれらの料理で盛り上がるほか、卵そのものや卵を模したチョコレート菓子をきれいに彩った「イースター・エッグ」がちまたにあふれかえることになる。子ども達は色とりどりの卵を楽しみ、味わい、お祭りを祝うわけだ。しかし【DailyMail】で紹介されたイースターエッグは、チョコレート好きな子どもたちですら卒倒させるものだった。

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比類無きイースターエッグチョコ
比類無きイースターエッグチョコ

元記事によるとこの巨大イースターエッグチョコはベルギーで修行を積んだ職人らによって(「イギリスにうまいものなし」と酷評される英料理の中では、数少ない評価の高い食品として知られている)【L'Artisan du Chocolat】(【日本語版サイトはこちら】)作によるもの。6人のチョコレート職人が4日間かけてようやく完成させたもので、重さは約32キログラム。チョコレートの周囲には何百個もの砂糖製ダイヤモンドがちりばめられ、現在はイギリスの高級デパート【Selfridges】のロンドン店で厳重な警戒の元、飾られているという。

気になるカロリーだが、概算で16万8540キロカロリー。普通のチョコレートバーの635個以上分。大きさは9歳の子どもとほぼ同じ。価格は499ポンド(10万3000円)。

このような類の「巨大食品」は大抵集客用の展示専門として扱われるのだが、今回はしっかりと販売もしている。「10万円もする巨大なチョコなど誰が買うのか……」とも思われるのだが、そこは客層もリッチな高級デパートのこと、すでに4個の注文を受けている。やはりパーティーを開いて自慢しながら皆で食するのだろうか。

「これこそ世界最強のイースターエッグチョコ、なのか!?」とすら思えるのだが、上には上がいる。ベルギーのSint Niklaasで2005年に作られた、イースターエッグチョコがこれをさらに上回る、27フィート(8.2メートル)・約2トン(別資料だと1.2トン)という大きさを誇っていたとのこと(【関連ページ】)。「建造中」の写真が掲載されているが、ここまでの大きさになると、イースターエッグチョコの写真ではない。さらに当時の写真を何枚か【その1】【その2】ウェブ上で見かけることができる。現在イギリスで展示されている「18万キロカロリー」のチョコと共に、あ然とするばかりである。

(最終更新:2013/08/10)

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