ビル・ゲイツ氏、世界一のお金持ちの座をバフェット氏に譲り渡す・13年ぶり
2008年03月07日 06:30
アメリカ経済紙の【フォーブス】は3月5日、毎年恒例の世界長者番付を発表した(【発表ページ】)。それによると資産を10億ドル(約1200億円)以上所有する「世界有数の億万長者」1125人中でトップにたったのは、アメリカの投資会社バークシャー・ハザウェイを率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏の推定620億ドル(約6兆5100億円)となり、第二位にはメキシコで電話事業などを営む富豪カルロス・スリム氏の推定600億ドル(約6兆3000億円)、そして第三位には昨年一位だったアメリカ・マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長が推定580億ドル(約6兆0900億円)となった。ビル・ゲイツ氏はこれまで13年間フォーブス誌の長者番付でトップを飾っていたが、今回14年目にして第三位に後退することになった。とはいえ、上位三位はすべて昨年同様ビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏、カルロス・スリム氏という「例の富豪たち」だったことに違いはない。
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今回ビル・ゲイツ氏が第三位に後退するなどランキングに大きな変動が生じたことについて、フォーブス誌では、「ランキング測定直前に、マイクロソフトがヤフーとの買収交渉過程で同社の株価を大きく(1月31日から2月11日の間に15%下落した)下げたのが要因」としている。
「ビック3」の最新資産状況。左から順にウォーレン・バフェット氏、ビル・ゲイツ氏、カルロス・スリム氏
一方で今回トップについたバフェット氏に対しフォーブス誌は、バフェット氏の資産が1年間で100億ドルも増加したことについて、「毎年7月、自分の資産の5%を寄付しているにも関わらず、彼の資産の主要部分であるバークシャー・ハザウェイの株価は上昇を続けている(ので彼の資産額も増加の傾向を止めない)」とし、評価している。
ちなみに全リストは【こちらになる】が、それによると日本人では「森ビル」の森トラスト・森章社長および森家の75億ドル(7875億円)で124位、次いで任天堂相談役の山内溥氏が64億ドル(6720億円)で149位に入っている。その他総計で25人がランクインしているものの、上位100位に日本人が入らなかったのはこれで3年連続のことになる。
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