【更新】鉄道博物館の来場者数、100万人突破

2008年03月31日 19:30

鉄道博物館・ミニ運転列車イメージ[NIKKEI NeT]が伝えるところによると、埼玉県さいたま市に2007年10月開業した鉄道博物館の来場者数が本日2008年3月31日に累計100万人を突破した。栄えある100万人目の来場者となる名誉を勝ち取ったのは、東京都練馬区在住の兵頭郁哉君(7)。祖父母ら6人で来館し、今回の幸運を勝ち取った。

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鉄道博物館は【そろそろ開館・鉄道博物館の全貌が見えてきた】で解説したように、かつて東京・秋葉原の名所のひとつだった「交通博物館」のうち、鉄道部分に特化しさらに発展させた、いわば「鉄道ファンのパラダイス」的な総合博物館。【JR東日本(9020)】などが創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして建設・運営している。場所は埼玉県のさいたま市・大成地区。主な施設の利用には予約が必要だか、入館用のICカード以外にJR東日本らしく、お客のSuicaへ予約情報を登録することができる。

当初の予定では本日年度末までに60万人、今年の10月、つまり開業1年目で100万人の来場を見越していたが、平日でも1時間待ちの行列が出来るほどの盛況ぶりを見せ、今や埼玉県のみならず首都圏レベルでも有数な観光スポットとして飛躍。1月16日には早くも年度末目標の60万人を達成していた(【発表リリース、PDF】)。

日本最大の鉄道模型レイアウト(ジオラマ)
日本最大の鉄道模型レイアウト(ジオラマ)
子どもたちの間で人気がさく裂中の「ミニ運転列車」
子どもたちの間で人気爆裂中の「ミニ運転列車」

予定より半年ほども前倒しをした100万人達成という人気の高さは、「交通博物館」以上にマニアックでファンのハートをつかむ、多種多様な鉄道に関する展示が取り揃えられている点に拠るところが大きい。詳細は上記参照記事に記載されているが、単なる展示物だけを見ても、他の類似展示会場とは桁違いのスケールのものが用意されている。さらに、色々なタイプの「実体験コーナー」がそろっていて、体全体で鉄道を感じ取れるのが特徴。まさに子どもから大人まで老若男女が楽しめる「鉄道レジャーランド」的な面が、多くの鉄道ファンだけでなく、一般の人々の心をひきつける魅力を演出しているのだろう。

今後も鉄道博物館は多くの鉄道ファン、そして何となく鉄道にあこがれる人たち、さらには休日にお出かけを催促される保護者達にとって、格好の訪問地として注目を集め続けるに違いない。


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(最終更新:2013/08/09)

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