ネット上でも「詰め放題」でお買い物なサービス登場

2008年02月27日 06:30

Tsume.com(ツメコム)イメージ合同会社Tsumecomは2月25日、詰め放題ポータルサイトのTsume.com(ツメコム)において、実際の商品を「詰め放題」で購入できる詰め放題ショッピングをスタートした(【発表リリース】)。これまでネット上の架空データのみで「詰め放題」を楽しめた「バーチャル詰め放題システム」を現物商品のネット販売に採用した。

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同社では昨年10月に「バーチャル詰め放題システム」の特許を出願している(発表ページ)。今回はこれを「ネット上の実物の通販」にも使えるようにした。どのような商品が欲しいのかのカテゴリーと予算を決めて買い物袋を選択。その袋の中に好きなものを次々と選択して入れていき、袋が破れるまで詰め込むことができる。袋が破れてしまうともう一度最初からやり直しとなるが、袋が使用不可能になることはない。また、途中ですでに押し込んだ商品を別の商品に入れ替えることも自由にできる。袋は破れても何度でも挑戦可能(ただしキャンペーンコーナーは制限あり)。もちろん袋の価格が高いほうが、たくさんの商品を詰め込める。

袋が破れない限り、いくら詰め込んでも料金は一定。現在用意されているカテゴリーはアクセサリー、全国のカレーや名古屋の幸など食品、そしてサンプル品の詰め放題。現在の商品カテゴリーでは価格帯は3000円~10000円ほどで、送料を合わせてもお買い得な商品購入ができそう。

商品ごとに用意されている袋を選択。購入金額の上限(というより金額そのもの)が定められているので、安心してお買い物ができる。
商品ごとに用意されている袋を選択。購入金額の上限(というより金額そのもの)が定められているので、安心してお買い物ができる。
カレーや名古屋の幸。見たこともないカレーがずらり
カレーや名古屋の幸。見たこともないカレーがずらり
好きな商品をドラックして袋に「詰め込んで」いく。中身の量で袋の形が変わり、破れるかどうかのあんばいを確認可能
好きな商品をドラックして袋に「詰め込んで」いく。中身の量で袋の形が変わり、破れるかどうかのあんばいを確認可能
欲張りすぎると袋がやぶれてしまう。この場合は最初からやり直し。袋代だけ請求される、ということはないのでご安心を
欲張りすぎると袋がやぶれてしまう。この場合は最初からやり直し。袋代だけ請求される、ということはないのでご安心を

リリースによると今後「Tsume.com」では新商品からモデル末期の商品までテーマを決めて提供していく。またアクセサリーなどは上手に商品を選択すると、7割~8割のお得感で商品を購入できるとのこと。新商品はサンプル品、モデル末期は解体品や余剰品、賞味期限が残り少ないものなど、現実の店舗の「お値打ち品」同様のものも安価に提供する予定。

同社では今後7月にも掲示板などのサービスを提供し、「詰め放題」が好きなユーザーが情報や意見交換を行える場を設ける予定だという。

「詰め放題」のサービスというとあめ玉やチョコレートのようなお菓子類、スーパーの特売日における野菜などで目にすることができる。商品の形がゆがむのではないかと思われるくらいにギュウギュウに詰め込んだり、勢い余って入れすぎて袋の端々に裂け目が生じているのにさらに押し込もうとしている人の様子を見るにつけ、ほほえましさを感じるものだ。また実際に自分で挑戦しても、まるでパズルゲームの『テトリス』のように上手な詰め込み方を考え、熱中している自分を見つけることができる。

ネット上での「詰め放題」の場合、手にとって詰め込むことのリアリティを味わえないという弱点はあるものの、重さを気にせず詰め込めること、袋が破れても何度でも挑戦できること、そして何より自宅から「詰め放題」ができるというメリットがある。全国各地の産物を「詰め放題」できるという楽しさも味わうことができる。

商品のレパートリーにもよるが、「バーチャルショッピング」という観点では非常に面白いサービスになるかもしれない。

※2013.11.21. 現時点でhttp://tsume.com/は活動を休止しております。

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