「チャーハンがパラパラに仕上がらない」主婦が料理で頭を痛めていることとは

2008年02月18日 06:30

料理イメージMDBネットサーベイが2月15日に発表した調査結果によると、主婦がチャーハンを作る際にもっとも困っていることは「ご飯がパラパラに仕上がらない」だった。公開データでは他にハンバーグやカレーライスについての「困り事」も公開されているが、基本的な部分で頭を痛めていることが分かる(【発表リリース】)。

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今調査は2月8日から2月12日までの間、ネット経由で20歳以上の既婚女性に対して行なわれたもので有効回答数は319票。年齢構成などは非公開。サンプル数がやや少なめなので世間一般の実情とはずれが生じている可能性があることを考慮した上でデータを見る必要がある。

今調査結果では「チャーハン」「ハンバーグ」「カレーライス」という、3つの基本的かつ子どもにもウケが良い料理について、「困ること」が公開されている。それぞれの上位をピックアップしてみると次のようになる。

■チャーハン

1.ご飯がパラパラに仕上がらない……48.1%
2.作るたびに味が違う……28.4%
3.フライパンなどに焦げ付いてしまう……25.8%
4.味が単調になってしまう……21.3%
5.うまく鍋振りができない……16.5%

■ハンバーグ

1.ジューシーに仕上がらない……23.2%
2.中まで火が通らないことがある……21.1%
3.下準備に時間がかかる……18.9%
4.食器以外の洗い物が大変……16.5%
5.焼く時に形が崩れてしまう……15.8%

■カレーライス

1.食後の食器洗いが大変……19.8%
2.量を作りすぎてしまう……16.0%
3.食器以外の洗い物が大変……15.7%
4.味が単調になってしまう……9.4%
5.とろみがつかない……8.5%


これら3品目の料理の中では、特にチャーハンにおいて「ご飯がパラパラに仕上がらない」ことで困っている主婦が非常に多いことが分かる。割合にして(チャーハンを作る主婦の)半分近くが同じ思いを持っている。ご飯を「パラパラに」するには一般的に強い火力で料理しなければならず、中華料理店やレストランなどにあるような強い火力のコンロが必要といわれている。家庭でそれを求めるのは少々酷というもの。しかし【キユーピー(2809)、チャーハンを美味しく仕上げるのにマヨネーズが有効と発表】にあるように、実は工夫次第で家庭でもそれなりにパラパラ感を演出することは可能。

また、「フライパンへの焦げ付き」や「鍋振り」など、基本的な部分が上手に出来ていないことを見てみると、料理そのものへの勉強不足という面があるのではないか、という不安が浮かんでくる。

一方チャーハンでは上位に見られなかったが、ハンバーグやカレーでは「料理そのものがうまくできない」以外に「洗い物が大変」という意見が目に留まった。特にカレーライスでは他の項目を抜いて「食後の食器洗いが大変」がトップに、第三位にも「食器以外の洗い物が大変」と、料理そのものよりも洗い物の大変さに「困り事」が集まっている。それだけカレーライスそのものの作り方へのハードルが低いと読むこともできるが、他方「料理そのものの味や体裁以外に、食器洗いについてまで気を配らねばならないとは、主婦の料理も大変だな」と改めてうかがい知ることができる。

カレーライスに限らずだが、主婦が料理をする際には、時間が取れたらでかまわないので男性諸氏が洗い物を手伝うなどのちょっとしたサポートをしてみると良いかもしれない。その気配りだけで、主婦の料理の上での「困り事」を減らし、主婦は料理に注力できるようになる。結果として「お手伝い」の気持ちが、食卓の料理の美味しさに貢献できることだろう。


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(最終更新:2013/08/11)

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