スクエニ、アメリカの無許可グッズ模倣品業者を提訴
2008年02月14日 08:00
【スクウェア・エニックス(9684)】は2月13日、同社の看板タイトル『ファイナルファンタジー』シリーズに登場する剣の模倣(もほう)品を無許可で販売していたアメリカの卸売業社4社とその代表者を相手に、アメリカ・カリフォルニア州連邦地方裁判所に著作権などの侵害を理由として提訴したことを発表した(【発表リリース】)。
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リリースによればスクエニ側では今回の提訴にいたるまでに、該当する剣の模倣品の押収などにおいてアメリカの税関や国境警備局などの協力を得ており、「徹底的な調査を行い」(原文ママ、以下同)卸売・小売業者を特定。警告状を発した小売業者の多数からは販売の停止や損害賠償の支払いなどを受けているという。その上で今回の訴訟の被告側は、警告を無視した業者であるとのこと。さらにスクエニ側では今後、他の業者に対しても同様の提訴を「断固たる措置」として行なう可能性があるとしている。
どのタイトルに該当するもので、どのような剣の模倣品であったかはアメリカのメディアを探しても見つけることは出来なかった(『ファイナルファンタジーVII』の主人公であるクラウドが持つ、大型の剣は容易にイメージされるが……)。
ただしスクエニ側のリリースにおける「多数の小売業者」という表現からも分かるように、無許可の模倣品は相当数が出回っていたものと思われる。eBayなどのインターネット通販でもよく見かけることができるというこれらの「まがいもの」アイテムは、今後は「呪われたアイテム」ならぬ「イリーガルなアイテム」として認知されることになるのだろう。
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