冷凍食品になった気分を日本国内で・北海道で氷のホテルが期間限定オープン
2008年02月09日 12:00
北海道勇払(ゆうふつ)郡占冠(しむかっぷ)村にある【スノーリゾート「アルファリゾート・トマム」】では1月15日から2月29日までの期間限定で、氷で覆われた北の地ならではの宿泊施設「氷のホテル」を展開している。受付からベッドルーム、ダイニングルーム、さらにはディナーにいたるまで氷尽くしの宿泊が堪能できるとのこと(【該当公式サイト】)。
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トマムはスキー場やホテル、スパハウスなどを兼ね備えた総合リゾート地で、現在はスキーシーズン真っ盛り。今回は当地の呼び物としてこの「氷のホテル」が作られた。写真を見る限り、ドーム状の造形物が二つ、通路でつながれる形でその姿を周囲に見せ付けている。
「氷のホテル」ではベッドルームはダブルベッド仕様の氷のベッド。その上にムートンが敷かれており、「氷のガチガチな寝心地で少しも眠れない」という心配は無用。なお当然のことではあるが、マイナス30度まで対応できる寝袋が用意されている。
ダイニングルームも氷のテーブル。椅子もしかり(こちらもムートン設置なので、お尻が氷に直座りで冷える心配はいらない)。スペシャルメニューによる料理も氷の器にのせられたお魚のタルタルソースやマイナス20度作った出来たてのグラニテなど氷の世界の料理を想像させるものや、逆に「氷に閉ざされた中でこそ美味しい」と思えるように、アツアツのタンシチューをかけた十勝牛のステーキなどが用意されている。さらにリビングルーム(こちらも当然氷製)には氷のラックに北欧のおもちゃや食器などが飾られ、雰囲気をかもしているとのこと。
ベッドルーム。色々な意味で超クール。
寒さに弱い当方(不破)のような者には聞いただけで凍えてしまいそうな話だが、話のネタとして一度泊まってみたいという人も多いだろう。宿泊スペースには限りがあるので、「1日1組2名限定」「トマム内ホテルへの予約が前提」などの注意が必要だが、特別ディナー付き宿泊体験が1人15000円、単なる宿泊体験が8000円と、単独で見るとそれなりにお値打ち。
先に【冷凍食品な気分を満喫!? ルーマニアで氷のホテル「Ice Balea Lake(氷のバレアラック)」オープン】で紹介したルーマニアで営業されている氷のホテル「Ice Balea Lake」は地球の裏側まで海外旅行をしないと体験できなかったが、こちらのホテルは国内でのお話。手を伸ばせば届きそうな位置にある。開設期間も半ばとなり、今からの予約は難しいかもしれないが、時間などに余裕があり気になる人は連絡を入れてみてはいかがだろうか。
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(最終更新:2013/08/13)
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