下敷きになっても平気な岩石(!?)たち
2008年02月05日 08:00
お客様を案内することも多く、自分自身のくつろぎ・いこいの場であることも多い応接間を彩る家具たちには、ちょっとセンスあるものを選びたいもの。調度品の見栄えやセンス次第で来客に与える印象ががらりと変わるし、一息ついている時間の和み度が随分と異なるからだ。そんな「センス」を感じ取れるかもしれない、岩石なクッションがこの【Livingstones Rock】。一流なセンスの国、フランスの製品。
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Livingstones Rock。落石事故現場の衝撃画像ではありません。
写真をぱっと見せられると「すわ、落石事故現場か、それとも児童保護観察員のお世話になるような事態か」と思うかもしれない。しかしこれらの「岩石」はすべて柔らかいシリコンを羊毛で出来たカバーで包んだクッションなので、彼女らの命に別状は無い。それどころか気持ちよさそうに眠っている(決して「昇天」してしまったわけではない)。
サイトを見れば分かるように、この「Livingstones Rock」は実に多種多様な形、大きさ、色(岩の模様も含む)が用意され選ぶことができる。もっとも大きなものはgildaと呼ばれるもので、2000×1400×700ミリ。ソファーとして使える、と記載されている。一方一番小さいものはedgarで275×170×155ミリ。yannという、290×260×100ミリサイズの薄っぺらいものもある。メンテナンスも他の羊毛で作られたクッションと同じようにクリーニングすればOK。
色々なサイズのものが用意されている。砕石現場で遊ぶ子ども達の図、ではないのでご安心を。
これらはすべて室内用だが、野外(庭など)にも置けるタイプの「Livingstones Rock」も別途販売されている。こちらはどうやらカバーの部分が多少強化されているようだ。オーダーしてから1か月ほどで送付される、とあるが価格は不明。それなりに高いものだと思われる。
野外用のも多数用意されている。
藤子不二雄先生の漫画に、タイムマシンを使って単なる岩石を「オヤジ・ロック」という「家庭内の家主である父親を象徴したアイテム」として売りつけて大ブームを巻き起こさせる、商品セールスのツボをついたような話がある。なぜ単なる岩が売れるのか、そのトリックは原作に譲るとするが(機会があれば紹介することにしよう)今回紹介した「Livingstones Rock」にも似たような魅力があるのかもしれない。
すなわち「Livingstones Rock」には単に岩の形をしたクッションというだけでなく、「大きなものに寄りかかることで得られる安心感」があるのだろう。これは大きな縫いぐるみや長いタオル(「ザ・ピーナッツ(まんがスヌーピー)」に登場するライナス少年でおなじみ)を好み、いつもそばにおいて放さない子ども達の性質によく見られるものである。
「単に岩の形をしたクッションじゃん」といわれればそれまでだが、意外にツボをついているかもしれないこの「Livingstones Rock」。ウサギ小屋な住居環境の日本で普及するかどうかは微妙なところだが、子どもには受けるに違いない。
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