86歳のお爺さんが考えた、世界を席巻するかもしれない偉大な発明品

2008年02月23日 08:00

買い物袋イメージ買い物帰りで両手に買い物袋を持ち、手が疲れてしまった経験を持つ人は多いだろう。その経験は万国共通のようで、「どうにかならないものか」と知恵を絞った老人がイギリスにいた。彼の名はAlbert Martin氏(86)。彼は自分の発明品を「Hands free(両手が自由に)」と名づけ、その有効性をアピールしている。彼はいう。「この発明品で90歳までに億万長者になれるかも」と(【Daily Mail】より)。

スポンサードリンク

偉大なる発明家Albert Martin氏による「買い物楽々アイテム」こと「Hands free」
偉大なる発明家Albert Martin氏による「買い物楽々アイテム」こと「Hands free」

彼はズボンのベルトからヒントを得て、妻にミシンで縫ってもらいこの「Hands free」を作成した。要は、ある程度弾力性のあるベルトの両端に金属製のフックをつけただけ。そして写真にあるように、両端に買い物の荷物をくくりつけ、バランスよく首にかければセッティング終了。両手が空くのでさらに買い物をしたり、別の荷物を持つことも出来る。

Albert Martin氏はこの偉大なる発明について誇らしげに語る。

「買い物袋を手で持っているととても重くて、重心をかける指を代えた経験はあるでしょう。そして疲れたり、手がすべって袋を落としたこともあるはずです。でも私のHands freeを使えば、そんな疲れも落とす心配もありません。これをつけたままコートを着ることもできますよ。他人からはちょっと変な目で見られますけどね」

「特に腱鞘炎などで重い荷物をもてない人には良い道具ですよ。ほら、手が空いているから、鼻をかんだりフィッシュ&チップス(イギリスの代表的な軽食)を食べたり、電話をすることもできるんです」


Albert Martin氏はこの発明に関する特許を取得し、あちこちのスーパーマーケットに営業をかけているという。予定価格は6ポンド(1260円)。彼は続ける。「この発明品のニーズは世界中にあるんです。私の三人の孫に言ってやりましたよ。私にも遅い春が来た、きっとお前らにもお金を残してやれる、ってね」。

実際大手スーパーの一つ、テスコの報道担当は「これは面白いアイディアだ。手を加えて実用化すれば、モノになるかもしれない」とコメントしている。

江戸時代の行商人イメージ写真を見れば分かるように、非常にシンプルかつコロンブスの卵的なアイディアのもの。「荷物が一つしかなかったらどうするの」「二つの荷物の重さに差があると、一方にずり落ちない?」というツッコミや、「まるで江戸時代の行商人のような姿だね。もしかしてそれが発想元かな」という思いもあるが、少なくとも前者問題点については商品化の過程でなんとかなるのだろう。Albert Martin氏に本当に春がやってくるのか、「Hands free」が世界を席巻するのか、今後の動向に注目したいところだ。

……数か月後、100均ショップで類似品が出回るような気もするが(笑)。


(最終更新:2013/09/02)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ