【更新】1本5000円で1年間電車のつり革オーナーになろう

2008年02月15日 06:30

つり革イメージ九州の福岡県、筑豊・京築地区を走る第三セクター鉄道【平成筑豊鉄道】では2月5日から、鉄道の列車内におけるつり革のオーナーを募集している。1本あたり5000円を出資することで、つり革のメッセージパネル上に好きな言葉を書き込め、そのつり革が4月1日からの一年間掲示されるというもの(【発表ページ】)。

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平成筑豊鉄道は元々同地域に根ざしていた九州鉄道などが国鉄(JR)に吸収され、同地域の炭田輸送などに従事していたもの。それが平成元年に第三セクターとして生まれ変わって現在に至っている。実に一世紀以上もの歴史を持つ、由緒ある鉄道路線。しかし最近では利用客の減少や燃料費の高騰で、2006年度まで3年連続の赤字計上をしている。そこで収益の向上と鉄道のアピールをかねて、今回「つり革の利用権」の販売を行なうことになった。

「つり革」が掲載される新車両「なのはな号」
「つり革」が掲載される新車両「なのはな号」
「つり革」イメージ
「つり革」イメージ

掲載できるメッセージは2×8センチの大きさのパネル(イメージキャラクタ「ちくまる」があしらわれている)に赤か黒の色で1行12文字を2行まで。字体はゴジック。マークや絵柄、写真などは利用できず、あくまでも文字列のみ。また応募要綱に記載はないが、非常識なテキストは申請が受理されない可能性がある。

1本あたり5000円が出資金額となるが1メッセージにつき10本まで出資できる。掲載(つり革のオーナー)期間は4月1日から来年の3月31日までの1年間。特典として利用当日に限り平成筑豊鉄道全線を1日フリーで乗車できる「ちくまるつり革オーナー会員特別記念乗車券」が提供される。

申し込み方法はページ上に掲載されている申し込み用紙を郵送かFAXで送るか、直接本社窓口まで申し込み用紙を持参する。出資額の入金が確認され次第、4月1日までに設置するとのこと。なおつり革そのものは290本分しかなく、先着で締め切られるのでご注意を。また、設置車両や場所は会社側が決めるとのこと。

周辺地域の人でないと実際に「つり革メッセージ」を目にする機会はないだろう。しかし1本5000円で1年間自分の選んだメッセージを飾れるというのは、あながち悪い話ではない。ましてや足を運べる区域に住んでいる人なら、「一回外食控える代わりに」というくらいの額で済むので出資をし、話のネタとして自分の文章を探してみるのも面白いかもしれない。

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