世界最大のプールSan Alfonso del Marがギネス認定、端から端まで長さは1キロ
2008年01月24日 08:00
【Daily Mail】によると世界中の記録を集めたギネスブックは1月22日、南米の太平洋側・南北に細長く連なる国として有名なチリの北部にあるリゾート野外プール【San Alfonso del Mar】を世界一大きなプール(海水プール)として認定した。全長は約1キロ(1013メートル)、面積は約8万平方メートル。250万リットルもの水を有する規模で、通常の幅8メートルプールなら6000個分に相当するという。深い部分は水深35メートルにもなる。
スポンサードリンク
南米チリに登場した夢の楽園、世界最大の海水プールSan Alfonso del Mar
このプールの水は隣接する太平洋から供給される。海水をくみ上げてフィルターにかけ、不純物を取り除いた上でプールに供給。水温は海水温度より9度高い26度に保たれているとのこと。建設費用は2000億円以上、5年の月日を要して完成。毎年の運営コストは4億円以上にも登るという。水の透明度はきわめて高く、もっとも深い部分(35メートルの深度)ですら底を見ることができるとのこと。
これまではモロッコのOrthliebプールが世界最大の大きさを誇っていたが、これは480×75メートルに過ぎなかった。それと比べても(海に面し、海水を利用するプールということで多少反則気味な気もするが)相当な大きさであることが分かる。
この大きさゆえにSan Alfonso del Marプールは単に泳ぐだけでなく、スキューバダイビングの練習にも使われているとのこと。またこのプールは単にプールとしてだけでなく、背後にひかえる大型総合レジャーホテルや他の施設(サッカー場、ビーチボールコーナー、水族館、ジャグジー、トレーニングセンターなどなど)とあわせ、一大観光地を形成している。
このプールがどれくらい大きいのか、【世界地図(GoogleMap)】でちゃんとプールとして認識されることからも一目瞭然。プールというより大きな湖レベルといえる。
もちろんギネスに認定される前からプールはオープンしているわけで、いくつかの動画がYouTubeなどですでにアップロードされている。それらのうち、いかにこのプールが大きいのかが分かる。一方は音声なし、もう一方は現地言語のスペイン語によるものだが、絵だけでもその大きさが把握できるはずだ。
プールの外観を総なめしたプロモーションビデオのような動画。
プールの施設などを紹介する番組か(スペイン語のようで言葉そのものが聞き取れない)。
仮に罰ゲームや水泳の特訓で「プール2往復」などのノルマが課せられた時、チリに住む人たちは(別に日本でも良いのだが)「San Alfonso del Marプールで、ですか?」とツッコミを入れてみるのもよいかもしれない。なお「それじゃ、その分だけ泳ぎなさい」とやぶへびになることがあっても、当方は一切関知しないので、念のため(笑)。
スポンサードリンク
ツイート