外国人投資家は売り超しを決め込んでいる…東京株式市場での外国人投資家の売買動向、二週連続の売り超し(2008/01/22)

2008年01月22日 06:30

株式イメージ東京証券取引所は1月21日、2008年1月7日から11日(1月第2週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は6兆6255億5803万0000円なのに対し、買い総額は6兆6014億0298万6000円となり、差し引き241億5504万4000円の売り超しとなった。取引高が大幅に増加する中、金額的にはわずかではあるが先週同様に外国人投資家は売り超し状態に転じたことが分かる。なお他の3部門はすべて買い超し(【最新発表リリース、PDF】)。

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1月7日から11日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……7193億0621万7000円/1兆0359億5911万6000円(3166億5289万9000円買超)
・個人……1兆4254億6186万4000円/1兆5580億3358万1000円(1325億7171万7000円買超)
・外国人……6兆6255億5803万0000円/6兆6014億0298万6000円(241億5504万4000円売超)
・証券会社……1096億万7033万2000円/1151億3477万1000円(54億6443万9000買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))


また、この8週間における外国人投資家の動向は次の通り。

11月5日~9日……2264億5398万9000円売超
11月12日~16日……1965億1031万6000円売超
11月19日~22日……2439億9649万5000円売超
11月26日~30日……944億5589万8000円買超
12月3日~7日……1137億6343万3000円買超
12月10日~14日……4511億4427万9000円売超
12月17日~21日……2347億5945万2000円売超
12月25日~28日……2375億6100万4000円買超
1月4日……162億8644万8000円売超
1月7日~11日……241億5504万4000円売超


今回発表週は実質的に今年初のフルタイム稼動週による計測データとなったわけだが、相変わらず外国人投資家は売り超しを決め込んでいることが分かる。ただし出来高は大幅に増加しているものの、売り超し額はそれほど大きくなく、積極的に売りを続ける一方で、安値で優良銘柄を拾っている可能性も否定できない。

年末年始のデータ計測状況により部門別データの発表は不規則なタイミングを続けていたが、今週木曜の24日に1月15日以降の週データが公開されることで、ようやく通常のペースに戻ることになる。市場展開そのものは腰を抜かすほどの急速なスピードで下落を続けており、「一体誰が売っているんだ!?」と気になる人も多いだろう。明後日発表の1月第3週目のデータには今まで以上に注目が集まるに違いない。

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